神戸大学混声合唱団エルデの「Joint Concert 2015 ~広がる歌の世界~」が7月12日、神戸文化ホール(神戸市中央区)にて開催された。大阪大学混声合唱団や奈良女子大学音楽部と合同で、訪れた人らを楽しませた。
エルデは、みなづきみのり作詩・松本望作曲の、混声合唱とピアノのための『歌が生まれるとき』を熱唱。温かみと笑顔にあふれ、人間味があると自慢のハーモニーを会場中に響かせた。
最終ステージでは3団体合同でブラームス作曲の『N?nie(哀悼の歌)』『Gesang der Parzen(運命の女神たちの歌)』を合唱した。管弦楽は芦屋交響楽団、客演指揮は神戸大名誉教授の斉田好男氏。「オーケストラと共演したい」という学生の提案に、斉田氏が「若者が普段やらない荘厳な曲を」と選曲した。
合唱後は拍手のアンコールに応え、マスカー二作曲の歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲の美しい旋律を最後に、幕引きとした。
エルデ総括の大野裕紀子さん(文・3年)は「今年は(参加団体が)1府2県にまたがっていて会うことも難しかったり、またそれぞれの音楽性の違いからぶつかったりと苦労することもあった」と話す。だがエルデの持ち味、楽しんで歌うことを大事にしつつ活動していくという。
毎年恒例の定期演奏会は12月6日、午後2時から神戸文化ホール(神戸市中央区)の中ホールにて開演される予定だ。
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