ボランティアや社会貢献活動に携わる団体による合同新歓「ぼらｃａｆｅ秋新歓２０１５」が７日、国際文化学部学生ホールで開催された。各団体は直近の活動を報告し、ブースを訪ねた来場者に団体の魅力をアピールした。

　ブースを出したのは学生ボランティア支援室所属の８団体。ちんどんサークル「神大モダン・ドンチキ」も会場前で笛や太鼓を鳴らして集客に協力した。開催までには支援室の呼びかけのもと、ブースの配置や企画などについて各団体が意見を出し合い準備してきたという。

　各ブースでは来場者に活動内容や活動日などを説明。用意された菓子を食べながらざっくばらんな会話が交わされた。法学部１年の女子学生が訪れたのは、国際協力ＮＧＯ「ＰＥＰＵＰ（ペパップ）」のブース。発展途上国の生産者から産品を適正価格で購入することで生産者の自立を促す「フェアトレード」に取り組んでいる。説明を聞いて学生は「国際協力や貧困の問題に関心があった。自分たちで商品を選ぶそうなので、ビジネスにもつながってくると思い興味深かった」と感想を語った。

　各団体には活動報告の時間が設けられた。５分間で順番にプロジェクターを使いながら直近の取り組みを紹介する。手話サークル「ぺんぺん草」の報告では、スキマスイッチ『全力少年』を手話で歌い、会場では拍手が沸き起こった。地域の子どもと交流している「総合ボランティアセンター生田川・八雲（やぐも）児童館セクション」の学生は、「活動を始める前は子どもと関わったことがなく不安が大きかったが、今では子どものことが大好きになった」と子どもと触れ合う楽しさを訴えた。

　支援室コーディネーターの森恭子さんは「来場した方々がしっかり報告を聞いてくださったので、（各団体が）新入部員をゲットできればいいと思う」と話した。