2016年度の一般入試前期日程の合格者が、3月9日に発表された。全11学部で受験者5517人のうち、2026人が合格した。
午前10時、六甲台本館の入り口に、法・経済・経営の3学部に合格した受験生の受験番号が掲示された。合格者は自分の番号を見つけると、喜びの声を上げたり、電話で家族に吉報を知らせたりしていた。
アメリカンフットボール部RAVENS(レイバンズ)は、毎年恒例の胴上げで祝福。副将の山本健人さん(経済・3年)は「(胴上げの)練習はしていない。ぶっつけ本番だが、毎日筋トレしているので大丈夫」と話す。人生で初めて胴上げされたという岡本篤哉さん(経済学部合格)は「意外と楽しかった」とうれしそうだった。
合格者には、課外活動団体の新歓担当者が殺到。女子タッチフットボール部Rooks(ルークス)の北勝千明さん(発達・3年)は「大学からでも始められる気軽さを推したい」と意気込んでいた。
◇合格者のコメント(3月9日)
■田村優理さん(国文)
広い視野を持って、世界のことをもっと知りたいと思い国際文化学部を志望した。合格を過信すると手を抜いてしまうので、あえてネガティブに考えて勉強に取り組んだ。7月生まれで、名前がドイツ語の「7月」に由来するので、ドイツ留学に興味がある。将来はアナウンサーを目指したい。
■田中恭平さん(経営)
高校1年から基礎を固めていたので、3年で復習に時間を割かずに済んだ。倫理の授業で哲学に興味を持ったので、学内の図書館を巡って本をたくさん読みたい。
■清水新太さん(経済)
センター試験はボーダーラインぎりぎりだったが、2次試験で巻き返せたと思う。中高一貫校で勉強漬けの毎日だった。部活動にも入っていなかったので、これまでできなかったことを大学でやりたい。
■石森聖章さん(発達)
自信がなかったので、自分の受験番号を見つけた時はとてもうれしかった。2次試験は国語が難しいので過去問を何回も解いた。大学ではサークル活動など、いろいろな経験をしたい。
■吉野光さん(経営)
浪人して頑張って良かった。経営学部は神戸大の看板学部の一つだと思ったから志望した。しっかり勉強して公認会計士をとりたい。
■上野隼太郎さん(法)
うれしい。ネットで合否を確認せずここ(六甲台本館)に来た。受験勉強では数学に力を入れ、問題集を解いたノートは全部で25冊ぐらいある。法学部に入ったからには、司法試験に合格したい。
■志賀泰星(たいせい)さん(経済)
まだ合格が信じられない。受験勉強の半分は英語に費やした。高校からやっているバスケを大学でも続けたい。
■呉本和香奈さん(法)
まだ実感がわかない。けさは朝食が食べれないくらい緊張した。本当は(発表時刻の)午前10時前に来たかったけど、現実を見たくなくてちゅうちょしてしまった。将来は検察官になりたいので、まず勉強を頑張りたい。サークルは高校から続けている柔道か、音楽にも興味があるので友達作りも兼ねて新歓はいろいろ回りたい。
=順不同
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