◎市バス106系統 4月に新設 JR六甲道・六甲ケーブル下間

 神戸市交通局は市バス106系統を4月1日に新設する。JR六甲道から、阪急六甲、神大国際文化学部前、鶴甲2丁目を経由して六甲ケーブル下までを結ぶ。

 阪急六甲から高羽町方面にかけて、16系統では阪急神戸線沿いの市道阪急沿線を通るが、106系統では市立高羽小学校沿いの市道高羽線を通る。阪急六甲・神大国際文化学部前間の停留所は、北行きが高羽町、南行きが高羽小学校と登山口(進路順)で、他の区間は16系統と同じだ。阪急六甲では、北行きが駅南側の16系統乗り場、南行きが駅北側の36系統乗り場が使われる。

 同局の担当者によると系統の新設は、高羽町の住民からの要望を受けたもの。午前9時台から午後4時台に1時間当たり上下各7本が運行されるが、早朝や夜間の運行はない。阪急六甲から神大国際文化学部前までの標準所要時間も、16系統の4分間に対し、106系統は6分間を見込み、神戸大生の通学時間短縮にはつながらないとみられる。新設にあたり新たに車両を導入するため、16系統や36系統の本数に影響はないという。

■神戸大生のバス通学環境を研究している「神大バス問題研究会」上原勇樹さん(発達・3年)の話

 16系統や36系統では朝の時間帯を中心に既に臨時バスの増発などが行われ、混雑がかなり解消されている。神戸大生の利用を目的とした定期便の大幅な見直しは必要性が低い。

 106系統に通学の時短効果はないが、2限の登校や3・4限の下校で利用することで、混雑を回避できる場合もあるだろう。

 新系統の設置からも、神戸市交通局が需要適応に積極的だと分かる。2017年度に国際文化・発達の両学部が統合するが、学部間移動など神戸大生の移動需要の変化に応じたバス輸送も今後期待できるのではないか。

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