熊本県を中心に１４日から相次ぐ地震を受け、学内のボランティアサークル「学生震災救援隊」は１８日から募金活動を始めた。

　救援隊ではゴールデンウイーク以降に被災地で救援活動に取り組む方向で調整している。集まった寄付金は救援活動の費用に充てる方針で、万一活動を取りやめる場合は被災地でボランティア活動に従事する団体に寄付するという。

　１５日には臨時の会議を開き、隊員の派遣に向けて余震の状況や、現地のボランティア受け入れ体制を見て活動内容を検討する方針が確認された。

　東日本大震災や、昨年９月に発生した茨城県常総市の豪雨災害の被災地など、過去にも隊員派遣の実績がある救援隊。代表の安岡勇輝さん（発達・３年＝写真中央）は「被災者一人一人を大切にして活動に取り組みたい」と話す。

　募金活動は当面、昼休みや放課後に、国際文化学部横の陸橋やＪＲ六甲道駅前などで行う。

　寄付は郵便振替と銀行振込でも受け付けている。送金先は、郵便振替が「神戸大学学生震災救援隊」（００９４０－３－２９９７８３）、銀行振込は三井住友銀行六甲支店の普通口座４２１－４２８１８１０。通信欄に必ず「熊本地震活動資金へ」と明記。