学内のボランティアサークル「学生震災救援隊」は、熊本地震の被災地で支援活動にあたった同隊OB武久真大さん(2013年発達・博士前期課程修了)による活動報告会を4月22日開いた。
07年の能登半島地震や11年の東日本大震災などでボランティアの経験がある武久さん。住まいのある福岡で地震に遭った直後に熊本入りを決意。16日から18日にかけて熊本県内の役所・役場や避難所などを回り、情報収集や支援物資の提供を行った。訪問前には、現地に住む親戚や元上司などと連絡して必要な物資などの情報を入手したという。
「見た限り、建物が倒れず残っている地域でも、余震への不安から避難する人が多いように思った」と武久さん。熊本市役所など本来避難所に指定されていない場所にも大勢の住民が身を寄せていた。避難所としての環境整備がほとんど進んでいないところもあり、厳しい避難生活が強いられていると感じたという。
一方14日夜と16日未明の2回にわたり震度7を観測した益城町の総合体育館では、医療や避難者向けの情報は充実し、物資もある程度確保されていた 。全半壊の建物が多く長期の支援が求められるが、「町の規模に比べて支援の規模が大きすぎるようにも思う。他の市町村が取り残されるのでは」と懸念も示した。
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