神戸大は7日、業務用パソコン2台がコンピューターウイルスに感染したとウェブサイトで発表した。うち1台は卒業生などの個人情報が格納されていた。現時点で情報流出は確認されていないとしている。
感染したのは企画部卒業生課と研究推進部連携推進課のパソコン1台ずつ。卒業生課は8月18日に、連携推進課は同22日に感染を把握し、すぐにネットワークから隔離する措置をとったという。ウイルスによる外部との不正な通信があったとみられるが、いずれもファイルなど情報の流出は確認されていない。連携推進課では、感染したパソコン内や、課で共有しているデータの拡張子が書き換えられ、読み書きができなくなる被害もあった。
卒業生課の感染経路は不明。連携推進課での感染は、ウイルスが添付されたメールを開封したことが原因とみられる。現在も専門の調査会社が原因の特定と、情報流出の有無を調べている。
事態を受け、小川真人(まつと)副学長(最高情報セキュリティ責任者)は「今まで以上に周知徹底を図り、セキュリティ対策や個人情報の安全の確保に一層努める。関係者には、多大なるご心配をおかけすることになり、深くおわび申し上げます」などとする談話を出した。
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