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- 【9・10月号掲載】新学部 準備じわり
国際文化学部と発達科学部を統合・再編した新学部「国際人間科学部(仮称)」の設置を2017年4月に控え、準備が進みつつある。オープンキャンパスでは受験生らに向けて説明会を実施。両学部の同窓会も統合に向けて協議を始めるなど、各方面で対応に追われている。
◆説明会来場者 留学に関心大
8月11、12日には受験生らに向けて説明会が行われた。学部概要の説明では、「グローバル共生社会」の実現を目指し、世界のさまざまな問題に文理の枠を越えて取り組むという学部の理念が強調された。
新学部の特徴の一つが、学部生全員を海外研修に参加させるグローバル・スタディーズ・プログラム(GSP)。説明会では、期間や内容が異なる留学型・実践型・研修型の3コースからいずれかを選択して学修することなどが紹介されていた。
質疑応答では海外研修の費用などGSPに関する質問が大半を占め、来場者の留学に対する関心の高さがうかがえた。
◆バス停改称か 同窓会統合へ
学部統合を受け、神戸市バスの神大国際文化学部前停留所(16、106系統) と神大発達科学部前停留所(36系統) の名称も、17年4月1日に変わる公算が大きい。
市交通局によると停留所の新設・変更やダイヤ改正などは例年4月1日に実施されている。 担当者は「今回も同様の手順を踏むだろう」と話した。
新名称は現在検討中。両停留所は系統が異なり、 新学部名を含んだ同じ名称になる可能性もあるという。
また発達科学部同窓会「紫陽会」によると、国際文化学部同窓会「翔鶴会」と統合・再編に向けて調整を進めている。9月中にも協議が行われていて「目下、円満な統合を目指し作業中」 としている。
一方、神戸大生活協同組合によると鶴甲第1(国文)、第2(発達)両キャンパスの食堂について、学部統合に際し、名称変更や座席数の増減は現時点では予定されていない。16年度以前に両学部に入学した学生が、卒業まで現在の学部に所属したままとなることを考慮した対応。
生協の担当者は「運営体制を変更するとしても、16年度入学生が卒業する時期だろうと考えている」と話した。
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