多可町で3日間にわたり催された、地域活性化を図る炭作りの体験イベントに、神戸大経済学部藤岡ゼミの学生5人を含む大学生およそ10人が参加した。
炭作り体験は、八千代北小学校跡地活用連絡会が主催。学生は、材木を炭焼き小屋に並べ点火した後、24時間以上もの間、交代で炭の様子を見守りながら作業を続けた。炭には地域の山の材木が用いられ、地域資源の有効利用も図られた。
同ゼミでは社会問題に関連した自由なテーマで研究指導が行われ、地方創生に興味を持つ学生も多い。これまでも多可町を舞台に亜麻を栽培し、ケーキや織物として販売する「ASABAN(アサバン)プロジェクト」をはじめ、様々な地域活性化の活動に参加してきた。
農業による地方創生を研究テーマとするゼミ生の後藤健太さん(経済・3年)は「地域の方と試行錯誤しながら作業するのは、単なる交流という枠を超えていて楽しかった。こうした活動で学生と地域の連携もより活発になると思う」と語り、イベントへの手応えを示した。
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