来年就職活動を控える2018年卒生の動きが活発化している。企業研究や自己分析、冬季インターンシップへの参加など、今からできる就活の準備は多い。キャリアセンターや神戸大生協は、ガイダンスや説明会などを開き、情報収集しやすい状況を整えようとしている。
生協キャリア・就職支援企画課は、エントリーシート(ES)作成のこつを学ぶセミナー「就活がイヤでイヤで仕方ない人へ」を11月14日に開いた。冬季インターンのES提出締め切りが近いことを想定した開催。企業内定者が今年の就活の実情を語りながら、参加者12人にES作成のアドバイスを送った。
内定者の五十嵐流光(いがらし・りゅうこう)さん(工・4年)は、「早めの動き出しが重要。私自身、経験不足で苦労した」と話し、インターンで経験を積む重要性を強調した。
冬季インターンは12~2月に多く行われ、夏季と異なり1~3日間の短期型が多い。幅広く、たくさんの企業のインターンに参加できる。
神戸大生の冬季インターンへの参加者数は増加傾向にある。冬季インターンは企業側にとっても就活解禁前の重要な機会。キャリアセンター職員によると、参加実績が実質的に選考とつながる場合もあるという。
インターン後は反省点を見つけ、OB・OG訪問を行い、業界研究を深めることが、就活を有利にする手助けとなる。
同センター職員によると、企業の神戸大生への印象は良く、真面目でこつこつと前向きに努力する点を評価している。ESの段階で学歴が重要になる場合もあり、神戸大は比較的優位な立場にあるが、その分求められるものも大きいという。17年卒生の就職率は例年に比べて増加の見通しで、早期に内定を得る学生も多く見られた。
18年卒生の就活では、英国の欧州連合(EU)離脱や米国の大統領選を受けて、世界的な経済の変化が懸念される。落ち着いて早めに動き出し、しっかり情報収集することが重要だ。
同センター職員の藤井直迪(なおみち)さんは、「就活に不安を感じたら、キャリアセンターに来てほしい。マンツーマンでサポートする。ガイダンスにも積極的に参加してほしい」と就活生に呼び掛けた。
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