私たちが普段過ごす街は美しく整えられ、一目で震災の傷を感じ取ることは難しくなった。神戸大生のほとんどが震災の記憶を持たない今、「震災は終わった」と思う学生も多いかもしれない。
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しかし「災後」は続いている。復興住宅のコミュニティー問題も遺族の心情も、見えにくいからといって、見過ごされてはならない。
災後に残ったのは傷だけではない。人々は教訓を生かそうと励んできた。その一部は熊本にも受け継がれている。
災後の神戸を生きる一人一人が、22年前から何を感じ取るかが問われる。
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