神戸大は「高度教養科目」を2017年度から開講する。16年度以降の入学者が対象。各学部の専門的な内容や文理融合型の授業が中心の科目で、主に3~4年次に履修する必要がある。全学共通授業科目や学部専門科目とは違う位置付けになるという。
卒業には4単位の修得が必要。うち2単位は専門外の分野から履修しなければならない。新設される授業のほか、各学部の専門科目の一部も高度教養科目に移行される。授業形式は少人数でのディスカッションを中心としたものから、英語で行うものまでさまざま。3年次から開講される授業がほとんどだが、サマースクールなど一部の授業は2年次から履修できる。
15年度以前の入学者は履修できず、卒業要件にも含まれない。高度教養科目に移行した専門科目を15年度以前の入学者が再履修する場合は、従来通り専門科目の単位として認められる予定だ。
大学は、グローバル社会に対応した人材育成を目標に掲げ、3~4年向けの高度教養科目を通して学生に「協働して実践する能力」を身に付けさせる狙い。
昨年は新入生に向けた導入教育「初年次セミナー」内で開講の説明をした。藤田誠一理事・副学長は「学生の負担も考慮した仕組みにする。混乱なくスムーズに導入できれば」と話す。
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