演劇部自由劇場のOB・OGらによる創部40周年記念公演「超能力バトルスペクタクル 探偵Mr.グリーン」が14、15日に神戸アートビレッジセンター(神戸市兵庫区)で行われた。
かつて平和の代名詞と呼ばれた青葉市に、隕石(いんせき)衝突を境に現れた超能力を操る「能力者」。能力者の犯罪が多発するようになった青葉市を救うべく主人公・探偵 緑川光一が立ち上がった。おっちょこちょいながらも正義感あふれる緑川がヒーロー「ミスター・グリーン」として周囲を巻き込み皆を救っていく。個性豊かなキャラクターたちが登場し、終始笑いの絶えない公演となった。
意識したのは「エネルギー」。ミスター・グリーンのコミカルな動きをはじめ、ダンス、アクション、ギャグでキレのある動きを披露した。主役兼演出の上島彰悟さんは「ジゲキらしいエンタメ感を崩さないように、青春を取り戻そうという感覚で演じた」と話す。最初と最後に披露された多数の出演者たちによるダンスは観客を魅了した。
主役の緑川がミスター・グリーンに変身し緑のスーツを身にまとう場面では観客から歓声も。ヒーローショーを参考にした部分もあるという。怪盗チームや市長など敵であっても全員憎めないキャラクターで、登場人物たち全員が団結し物語が円満に終わると会場中が盛大な拍手に包まれた。
観劇した西宮市の男性は「ストーリーがしっかりしていて面白く、二つの怪盗チームの掛け合いが特に良かった」と話した。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。