経済経営研究所は3月8日、特別シンポジウム「AKB48の計算社会科学」を六甲台第1キャンパスの出光佐三記念六甲台講堂で開き、ゲストとしてAKB48・田北香世子さんを招いた。「人気上昇の鍵は何か」という観点から計算社会科学の研究者らが最新の研究成果を紹介し、田北さんも人気アイドルを自ら分析し講演した。
加入前からAKBの大ファンで、アイドルが好きという田北さん。人気アイドルを「正統派」「個性派」「神対応」の3タイプに分類。握手会や劇場公演、会員制交流サイト(SNS)でファンと交流し、力を合わせて人気を得る「神対応アイドル」はAKBが生んだと強調した。自身も握手会やSNS上で積極的にファンと交流を図り、神対応と言われるのがうれしいという。
東京大大学院工学系研究科の客員研究員の榊剛史さんはソーシャルメディアでのファンの行動を分析。ファンはアイドル1人でなく2、3人単位で好きになるため、他のアイドルとの共演が重要だと話した。田北さんと研究者らの議論の場も用意され、研究者が人気向上の策をアドバイスする場面もあった。
田北さんは締めのあいさつで「始めは緊張したが、終えてみると楽しかった。また機会をもらえたらうれしい」と笑顔を見せた。
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