神戸大サッカー部は創部100周年記念行事を、六甲台第1キャンパスと鶴甲第1キャンパスで9月9日に開催した。現役部員68人、150人を超えるOB・OGが参加し交流試合や記念式典を行った。
サッカー部は1917年、神戸大の前身である神戸高等商業学校時代に創部。現在の関西学生1部に当たるリーグを36年、46年に優勝している。
鶴甲第1キャンパスグラウンドでの交流試合では、現役部員から64年の卒業生まで幅広い年代が共に汗を流した。ガンバ大阪などでプレー経験のある元Jリーガー八十(やそ)祐治さん(93年・経営卒)も参加し大いに盛り上がった。
記念式典では現役のサッカージャーナリストとして最年長の神戸経済大(現神戸大)サッカー部OB・賀川浩さん(92)が登壇。創部当時からのサッカー部の歴史を説明した。日本のサッカー文化に長く貢献したとして、2015年に国際サッカー連盟(FIFA)会長賞に選ばれた際、クリスティアノ・ロナルド選手(ポルトガル)らと撮った授賞式での写真を紹介。現役部員も驚いた様子だった。
OBクラブ会長の長木義明さん(1971年・経営卒)は「100周年で、世代を超えた人々が集まる機会に立ち会えるとは想像もできなかった」と満足げ。
神戸大は現在、関西学生リーグで2部Bリーグに所属。昨年成績が振るわず2部Aリーグから降格した。かねて1部と2部の間で昇格と降格を繰り返していたという歴史もあり、行事を通してOBから現役部員への叱咤(しった)激励があった。主将の甲田聡史さん(経営・4年)は「OBも戦績を見てくれている。何とかしてAリーグへ昇格したい」と決意を新たにした。
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