約100の学生チームが、自分たちで製作した小型レーシングカーの出来を競う全日本学生フォーミュラ大会が毎年9月に開かれる。神戸大の「FORTEK」(フォーテック)も年に1台製作し出場する。今年の目標は歴代最高の8位(2016年)を上回る6位以上だ。
今年のコンセプトは「速いマシン」でコーナーから出るときの加速を重視。1月に設計図を作り終え、4月半ばまでに車を製作する。あとは大会に向け車の走行練習をするという。
大会ではコースで車を走らせ、車の加速度や耐久性などを測る。さらにコスト、プレゼンテーション、デザインも審査の対象に。コストを低く抑える工夫、製作した車の優れた点などを実際に自動車メーカーの社員にアピールする。
前チームリーダーの南家健太さん(工・3年)は「実際に自動車メーカーで働く人に審査を受けるので、プロからのアドバイスがもらえる。順位が良いと、自分たちのやっていることが間違いじゃなかったと感じる」とやりがいを話す。現チームリーダーの篠原諒さん(工・2年)は「全員で1台の車を作るので、チームをまとめるのは難しい。しかし得るものは多く楽しい」と語った。
◎おことわり
3・4月号では、学生の学年を3月までの学年で表記しています。
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