兵庫県篠山市で地域の課題解決に取り組み、振興を目指す「篠山市地域おこし協力隊」。今年4月から隊員として活動している。
篠山で活動する農業ボランティアサークル「にしき恋」に所属し、2016年に代表を務めた。篠山で活動する中で知ったのは、高齢化や地域のコミュニティースペースがないこと、高齢者と若年層の交流が少ないことなどの地域課題。「サークルの一員だったらあまり協力できない、地域課題の解決にもっと関わりたい」と地域おこし協力隊員に応募した。
「篠山の魅力は、温かい人がたくさんいて時間の流れがのんびりしていること」。地域のマラソン大会に出場したとき、地元の人から「岩?くんがんばれ」という声援を受け、人の温かさを感じた。篠山は自然が豊かで、丹波の黒豆をはじめ特産品や鹿肉などもおいしい。篠山に魅了され、毎週末訪れるようになった。
現在取り組むのは、空いている古民家を改修した地域のコミュニティースペースづくり。幅広い世代の人がふらっと立ち寄れる、また地域住民と都市部から来た人が交流できる拠点づくりを目指す。「サークルの一員だと、一部の地域の人としか交流がなかった。協力隊員の立場で、いろいろな人を巻き込んで地域の場づくりをしたい」と笑顔を見せる。
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