【7月号掲載】応援団 復活へ 大学に新たな風

 部活動の試合や、学内行事などで応援を披露する応援団総部リーダー部が数年にわたり活動を停止し、多くの人が復活を望む声を寄せていた。体育会や吹奏楽部、応援団OBを中心に再興を目指し、今年1人の新入生を迎える。15日に開かれる硬式野球部の神京戦で復活を遂げる。

数年の活動停止

 部員数がゼロになり、2015年に応援団が活動を停止した。以来部活の試合応援は吹奏楽部のみが担当。チアリーダーも同時に活動停止したが、「試合の応援にやはり必要だ」とアメリカンフットボール部が専属のチアリーダーを結成した。吹奏楽部とチアリーダーがそろい、多くの人が気に掛けたのが、応援団の不在。今年体育会本部の学生が声を上げたのを機に、体育会と吹奏楽部、応援団OBを中心に会議を重ね、応援団復活へ動き出した。

応援の力復活を

 「学ランを着た応援団がいない」。宮脇健也さん(経営・3年)は昨年12月にアメフト部のリーグ入れ替え戦を見たとき、衝撃を受けた。神戸大へは3年次で編入。11月に編入試験に合格し、神戸大の雰囲気を知るため試合を訪れた。宮脇さんは小学1年から馬術競技を始め、日本一に輝いたこともある。競技を続ける中で、応援が力になっていた。「大学に応援する組織がないのは悲しい。自分で復活させればいいのではないか」と、新歓祭で応援団のブースを訪れた。一人で活動するのではなく、体育会やOBからサポートを受けられることを知り、入部を決めた。

新たな応援団へ

 ミーティングと練習で、OBから指導を受ける。その他にも、硬式野球部やチアリーダーなど、さまざまな団体と関係をつくるため自分の足であいさつに出向く。「人とつながることが応援団の魅力」と宮脇さんは話す。公の場でパフォーマンスを披露するのは、15日に行われる野球の神京戦が初。1人で硬式野球部にエールを送る。毎年とても盛り上がる祭りのような一戦なので、応援で華やかな空気をつくりあげたいという。「応援団を今の時代にあった組織にしたい。伝統を残しつつも時代錯誤な部分は変えていければ」と抱負を語る。体育会本部の学生は、「全盛期のような(活気のある)応援団になってほしい」と激励を送った。

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