理学研究科の末次健司特命講師らは、菌類と共生し栄養を取り込む菌従属栄養植物の新種を植物標本から発見した。菌従属栄養植物の多くは絶滅の危機にさらされており、同種も既に絶滅していたことから、未知の種が絶滅している可能性を示す。
末次特命講師らは兵庫県立人と自然の博物館(三田市)に保管されていた菌従属栄養植物、タヌキノショクダイ科の標本を調査した。植物の外形や内部構造から、今まで同定されていた種とは異なる新種であると証明。同種をコウベタヌキノショクダイと命名した。
コウベタヌキノショクダイは1992年に1個体が発見されたのみで、後の調査では個体が見つかっていない。
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