【11・12月号掲載】雲識別アプリ開発 神戸大と企業共同で

 システム情報学研究科と海事科学研究科は、雲を識別するアプリ「くもろぐ」をスカパーJSAT、バニヤン・パートナーズと共同で開発した。カメラで撮影した雲の写真を読み込むと、人工知能(AI)が雲の形と状態を判断する。
 アプリは青と白を使い雲を模したデザイン。「この雲なあに?」というボタンを押すと雲の写真をアップロードでき、搭載しているAI「KMOMY(くもみ)」が雲を判断する。判断した雲の写真を保存する機能や、他人が撮影した雲の写真を閲覧できる機能も。日本地図から地点を選択し、全国の雲を見られる。雲の形と状況は世界気象機関(WMO)の定義により識別。巻雲はすじぐも、高積雲はひつじぐもといったなじみのある名前が出るので、子どもでも利用できる。
 開発のきっかけは、2社と神戸大との産学官連携でのAI研究開発。将来は船舶の気象観測を自動化することを目指すという。

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