【震災特集2019】1・17のつどい 来場者の声1

▽大阪市から来た横田直也さん

 つどいに参加するのは5回目。つどいの雰囲気を感じたくて来ている。24年たっても変わらない、つどいの姿があると感じた。

▽舞子高校環境防災科1年の戸澤幸咲(さくら)さん

 つどいに参加するのは今回が初めて。元々映像ではつどいの様子を見ていたが、朝が苦手でなかなか来場できなかった。高校の先生や先輩の勧めで、今回友人と来場することにした。映像には流れなかった、ろうそくの火が燃える音や人の声などを聞くことで、命のはかなさを感じた。(高校で防災について学んでおり)これから先のために、大切な人を無くすことがないよう防災意識を広めたい。今日感じた気持ちを忘れないためにも来年も来場したい。

▽兵庫県立大博士前期課程の菅野将輝(まさき)さん

 つどいに参加するのは初めて。神戸市民で、毎年行っている友達の誘いで来場することにした。来場者の多さに驚くとともに、改めて多くの人が被害に遭ったことを感じた。来年も神戸にいる予定なので、つどいに参加したい。

▽大阪府豊中市から来た山口晴康さん

 震災後約10年間関西を離れていたのでその間は来ていないが、関西に戻ってからはつどいに来ている。震災発生時は芦屋に住んでいて、亡くなった家族はいないが自宅が半壊した。その時、娘が妻のお腹の中にいた。17日が土日の時は人が多いが、今年は木曜日にしては多くの人が来ている。1995年から干支が2周りで同じ亥年。自分にとって節目の年。

▽大阪府豊中市から来た高校2年の男子生徒

 つどいに参加するのは初めて。高校で大阪府北部地震と関係した、竹灯籠を作る団体に所属している。1・17のつどいは竹灯籠を使った行事。竹灯籠を使った行事を見に来ようと思った。竹を切った経験から、この量の竹灯籠を作るのは大変だと思った。これだけ長く続いているところに思い入れを感じた。来年も来ようと思った。

▽舞子高校環境防災科1年の前林亮香さん

 つどいに参加するのは初めて。新聞で東遊園地のつどいの写真を見て、不謹慎かもしれないが「きれい」「すごい」と思い、防災を学び始めたきっかけになった。現地でその場の雰囲気を体験してみようと思った。(参加してみて)自分はどんな表情でいればいいのだろうと思った。震災は悲しい出来事なので、無表情も違うし、感情移入するのも、ヘラヘラするのも違う。来年もぜひ来たい。

▽東灘区から来た、震災経験のある女性

 親族など身近な人が亡くなった訳ではないが、(震災を)忘れないためつどいにはずっと参加している。5時46分の黙とうをテレビで見てから来た。ラジオで、今年は去年に比べ慰霊祭は減ったと聞いた。献花式に並んだが、たくさん人が並んでいた割にスムーズだった。来年もあるなら来る。

【上田真友子、山本瑞稀】

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