2019年度一般入試前期日程の合格者が例年より1日早い3月8日、各キャンパスで発表された。全10学部で5679人が受験し、2051人が合格。実質倍率は2・8倍だった。
六甲台第1キャンパスでは、法、経済、経営学部の合格者発表があった。午前10時、強い風が吹きつける中、六甲台本館の入り口に合格者の受験番号が掲示された。自分の受験番号を見つけた受験者は小さくガッツポーズをして喜びをかみしめたり、掲示板に書かれた自分の受験番号を指さして写真を撮ったりするなど、合格を喜んだ。
毎年恒例のアメリカンフットボール部レイバンズによる胴上げに加え、今年は昨年復活した応援団総部リーダー部が、レイバンズ専属チアリーダー(レイバンズチア)とともに合格者へ祝福のエールを送った。
レイバンズや応援団の他にも、課外活動の勧誘をしようと多くの学生が集まった。受験者は合格したことが分かると、学生に取り囲まれ次々に勧誘を受けた。
経済学部に合格した甲田咲良さんは、胴上げされ「今までされたことがなかったので、びっくりした。受験勉強の成果が出てよかった。たくさんの人に祝ってもらえてうれしい」と話し「大学では課外活動など、勉強以外のことも楽しみたい」と笑顔を見せた。
藤原汐里さんは国際人間科学部に合格した。「センター試験の結果が悪く神戸大を受けるか迷ったが、母親に背中を押され受験した。二次試験には自信があったので合格してほっとしている。大学では英語を学び、国際問題に取り組める人材になりたい。背中を押してくれた母親には感謝している」と話した。
◎合格者の声
●古川真衣さん(文)
1年生の間に幅広く授業を取り、やりたいことを選べるので文学部を受験した。試験を受けたときの手ごたえで大丈夫だと思っていたが、発表が近づくと不安も感じた。
●渡辺大智さん(国人)
今となって考えれば、大学受験に向かっていた間は充実していたと思う。名前がかっこよく、苦手な数学の配分も少ないので神戸大を志望した。父親が英語の先生で、毎日アドバイスをもらっていた。大学では英語を学び、世界に羽ばたいていきたい。
●小谷知(とも)さん(法)
大学受験は余裕だった。一応、2学年上の先輩と合格発表を見に来たが、当然合格していた。高校生活はアイドルの追っかけで忙しかった。引き続き大学生活も(追っかけを)楽しんでいきたい。
●谷口寛幸さん(法)
小学生の時に見たドラマをきっかけに法律に興味を持ち、自宅からも近いので神戸大の法学部を目指した。(受験勉強を)頑張ったので合格してとてもうれしい。
●中嶋倫太郎さん(法)
二次試験が苦痛だったが、無事に合格してほっとしている。神戸大に憧れて志望した。将来、国際的な舞台で活躍するためにいろいろなことを勉強したい。大学生活を十分に楽しみたい。
●名島玄起さん(経営)
コンサルタントや公認会計士の勉強がしたくて経営学部を目指した。合格して達成感を感じている。やってきたことが報われてよかった。水泳が好きなので入学後は勉強と両立して取り組みたい。
●子川(ねがわ)修都さん(経営)
広島から発表を見に来た。関西に出て、経済を勉強したかったので神戸大を選んだ。長い間受験勉強をしてきたので、合格を知りほっとしている。
●石田七海さん(文)
大阪から発表を見に来たが、直前までやはり不安だった。合格を知りほっとしている。いろいろなテーマの勉強ができるので文学部を選んだ。
●粕本弥邑(みく)さん(国人)
世界のいろいろなところに行ってみたくて(グローバル文化学科を)受験した。テレビが好きなので、受験勉強中、見られなかったのがつらかった。合格してうれしい。大学ではサークルに入ってみたい。
=順不同
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