2019年度の入学式が4日、ワールド記念ホール(中央区)であった。入学したのは、学部2621人、大学院博士前期課程1214人、同後期課程320人、専門職学位課程140人、編入学生109人。計4404人が新たなスタートを切った。
武田廣学長は式辞で、今年度から実施された「志」特別入試に言及した。「神戸大への入学はゴールではなく、それぞれの将来像を持って学修に励み、専門分野を探求して社会へと羽ばたいていくスタート地点だ。単に知識を集積するだけではなく、知識を得て将来何をするのか、皆さんの目標、志をもう一度見つめ直してほしい」と話し、新入生を激励した。また新元号が発表されたことに触れ「時代の変化は時に不安をもたらすこともあるが、高揚感を持って皆さんとともに新時代を迎えたい。これからさまざまな場で新たな出会いがあると思うが、失敗を恐れず、より積極的に出会いを求め、経験からより人間として成長してもらうことを祈念する」と締めくくった。
記念講演にはウズベキスタン出身で、神戸大で国際関係学を学んだファリザ・アビドヴァさんが登壇した。現在はIT関連企業Trusted、SOPHYSで代表取締役CEOを務める。これまでやってきた事業での経験を話し「夢を持つ大切さとどのようにして実現するか」について説いた。講演後は六甲台学生評議会(ベルカン)の学生3人とのグループディスカッションが開かれ、ファリザさんは学生の質問に答えた。
最後は、応援団総部とアメリカンフットボール部レイバンズ専属チアリーダー(レイバンズチア)が登場。新入生応援演舞として、応援コールや応援歌「燃ゆる想い」を披露した。新入生と保護者、同伴者は手拍子で合わせ、演奏と演技を楽しんだ。
医学部保健学科に入学した男子学生は「記念講演を聞いて頑張ろうと思った。将来のことをあまり考えていなかったので考えていこうと思う」と感想を述べた。文学部に入学した女子学生は「応援演舞のチアダンスがすごかった。大学では芸術を勉強したい」と話した。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。