◇関西学生女子春季トーナメント決勝（５日・王子スタジアム）

○神戸大２５－２０武庫川女子大●

　関西学生女子春季トーナメント決勝が５日、王子スタジアム（灘区）で行われた。神戸大女子タッチフットボール部ルークスは、昨年に決勝で敗れた武庫川女大に勝利し優勝した。

　先制したのは武庫川女大。第１Ｑ開始４分でタッチダウン（ＴＤ）され、追加得点トライフォーポイント（ＴＦＰ）も許してしまう。反撃できないまま第２Ｑへ突入するが、開始４分、ＷＲ上田沙弥香（工・４年）へのパスが成功し神戸大が初得点。しかし武庫川女大の反撃を受け、ゴールライン目前まで迫られて追加点を奪われる。その後ファーストダウン（ＦＤ）獲得を重ね、Ｇ下川歩（経済・３年）へのＴＤパスが決まるも追いつくことはできず、１２ー１４で武庫川女大リードのまま前半を終える。

　後半はＱＢ浅川ちひろ（発達・４年）のランが光った。ヤードを稼いで次々にＦＤを獲得。相手のエンドゾーンへ接近する。第３Ｑ残り４分、ＷＲ福成真琴（国人・２年）がエンドゾーンでパスを取り逆転。流れを変える。第４Ｑ序盤でもＷＲ上田へのパスが通りＴＤ。ＴＦＰも決まる。その後武庫川女大がゴールライン目前まで迫る場面もあったがパスカットで進ませない。第４Ｑ残り３秒で失点を許すも、後半で重ねた点を守りきり接戦を制した。

　今回のトーナメント優勝で神戸大は１２日、横浜スタジアムで行われる春季全国大会「シュガーボウル」に関西学生１位チームとして出場する。神戸大の初戦は準決勝。関西アウィリーズ（関西一般女子２位）－東京ワンパック（関東一般女子）の勝者と対戦する。試合は午後１時４０分開始予定だ。

　主将の高橋花音（国人・３年）は「シュガーボウルでは、経験を積んだ社会人と対戦することになる。相手の攻撃の仕方などを考え、戦術面も強化し、チーム一丸となって最善の準備をして挑みたい」とコメントした。

【第１Ｑ】神戸大０－７武庫川女大
【第２Ｑ】神戸大１２－７武庫川女大
【第３Ｑ】神戸大６－０武庫川女大
【第４Ｑ】神戸大７－６武庫川女大
【試合結果】神戸大２５－２０武庫川女大