神戸大硬式野球部(1部6位)は近畿学生野球1部リーグに留まることが決まった。5月22~24日に行われた入れ替え戦で、大阪大谷大(2部1位)に2勝1分と勝ち越し、残留を決めた。
神戸大は春季リーグ最終試合の11日、大阪工業大に敗れ、大工大の優勝と同時に最下位、6位に。春季リーグの成績は4勝8敗。2015年春、1部に復帰して以来、初めて入れ替え戦へ回った。主将の浅妻大樹(工・4年)は「チームとして一番悔しい結果に終わった。打率も投手の防御率もリーグ最下位で、技術的な部分が足りていなかった」と振り返る。
入れ替え戦の相手は最速150キロのプロ注目投手、米田知弘(4年)を擁する大阪大谷大。21日に予定されていた第1回戦は前日の降雨により順延に。22日の第1回戦は十二回まで延長した末、2?2で引き分け再試合となった。
第2回戦は点取り合戦だった。6点リードで勝利を確信した六回、一気に8失点する。続く七回無死一、二塁で米田が登板。「米田から打たないと次(の試合)も勝てない場面だった」と浅妻主将。9番井上恭輔(国人・3年)の右前打などで3点を返した。9?8で競り勝ち、勢いをつけた。
第3回戦は投手陣が流れをつくった。先発森脇大智(発達・4年)が二回にソロ本塁打を浴びるも、その後は無失点で抑え、続く2投手も好投。与四球もゼロで、打線もつながり、5?1で危なげなく勝利を収めた。
秋季リーグについて浅妻主将は「優勝しか目指していない」と言葉に力を込める。「やっぱり根本の技術の部分が足りていない。秋リーグまでに全員が個人でレベルアップするのが一番(必要)」という。「危機感を覚え、悔しさも感じた。残留できたことで弾みをつけたい」と話した。春季リーグ最下位から「下克上」を狙う。
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