土用の丑の日を前に、7月22日から神戸大生協が売り出した「土用のたれめし」弁当の売れ行きが伸びず、国際文化学部店では予定を繰り上げ24日で販売を終了した。阪大生協、関学生協でも売れ行きは思わしくない。一方、ワゴンで一緒に販売した駄菓子「蒲焼さん太郎」の売れ行きは好調だった。<渡邊志保>
(写真:ワゴンで販売されていた「土用のたれめし」弁当。いっしょに販売された「蒲焼さん太郎」の売れゆきは好調だった。=7月23日の神戸大生協国際文化学部店ツイッターから 神戸大生協提供)
7月28日の土用の丑の日を前に、22日から26日まで販売予定だったうなぎのタレをごはんにまぶした弁当「土用のたれめし」(1パック198円)。「うなぎは入っておりません」のPOPが目を引いて話題になっていたが、売れ行き不振のため24日で販売終了となった。
神戸大生協国際文化学部店によると、7月23日は13個、24日は9個と、売れ行きが予想よりもかなり悪かったため、やむなく販売終了を決定したという。
このユニークな「土用のたれめし」は、大学生協事業連合が東京地区(関東甲信越の大学)で去年販売を開始。同じく1パック198円で売り出して、「おいしそう」、「おきて破りだ」、「つくってみた」などとネット上でも話題になっていた。今年は、関西地区、北海道地区、九州地区などでもこの企画を導入。北大から鹿児島大まで全国の大学生協で販売されていた。
神戸大生協国際文化学部店の担当者は、「思ったより売れなくて…。頑張って企画したのに残念」と話す。
7月26日現在のメディア研の取材では、阪大生協も売れ行きが良くなく、店舗によってはすでに販売終了。関学生協は、「まだ今日も置いてあるけど、きのう4個でそれまで一日1、2個しか売れていなかった。初日は売れなかったためすぐに引き上げました」と、話題先行で、販売は“うなぎのぼり”とはいかなかった。
ちなみに神戸大生協国際文化学部店では、「たれめしと一緒に食べるとうな重気分を味わえるかも」とワゴンでいっしょに販売した、スケトウダラのすり身を焼き固めて味付けした駄菓子「蒲焼さん太郎」の売れ行きは好調で、今まで1日あたりの販売数が平均8個程度だったものが、23日には31個、24日にも13個の販売数を記録した。
了
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