10月1日の消費増税に伴い、キャッシュレス決済時の5%ポイント還元が始まった。後期(第3クオーター)が始まり多くの学生であふれた神戸大では、神戸大生協やセブンイレブンがポイント還元の実施を知らせるポスターや立て看板を店頭に置いてPRした。<森岡聖陽、渡邊志保>
増税による消費落ち込みを防ぐ意図で始まった今回のポイント還元事業は、各決済業者ごとに還元の仕組みやポイントの上限が異なるほか、各事業者ごとに還元に対応する決済方法の種類に差があるなど、混乱が予想されていた。
神戸大学生協では、キャシュレス還元事業の承認が経産省からおりたことをPR。10月1日から来年6月末日までは、生協ICカードの利用で5%ポイント還元される。
ただ、ポイント還元の対象となっているのは「生協ICカード」での決済のみ。Tuoカードやその他のキャッシュレス決済方法は還元の対象外だが、今後追加されたら公示するとしている。
(写真:キャッシュレス決済時の5%ポイント還元をPRする手書きの看板も 2019年10月1日)
還元事業初日を迎えた神戸大生協では時折不慣れな様子でキャッシュレス決済で会計を済ます学生が見られたが、特に大きな混乱はなかった。
2年生の女子学生は、「いままで現金での支払いばっかりだったけど、今(キャッシュレス決済を)使うかどうかで揺れている」という。また理学研究科1年の男子学生は、「基本現金でしか物を買わないし、これからもキャッシュレス決済を使う予定もない。個人にまつわる情報がデータに残るのが嫌だ」とアンチ・キャッシュレス派だ。
ただ教科書購入の場合は、組合員割引の7%と合わせて教科書が実質12%オフで購入できることになる。100ポイントたまればオートチャージで100円分の利用が可能に。
神戸大生協では、「教科書利用1万円で500円分バック。昼食1食分になりますね」と、ツイッターでの広報にも力が入る。
(写真:レジ横にも「キャッシュレス決済還元」の告知が 2019年10月1日)
了
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。