にしき恋が農水大臣賞 食と農林漁業大学生アワード

 11月3日(日)に東京・丸の内で「食と農林漁業大学生アワード2019」の審査会と表彰式がが行われ、神戸大地域密着型サークルにしき恋(@nishikikoi2013)は最優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞した。

 この大会は農林漁業や食に関する活動に取り組む学生団体がそれぞれの取り組みをプレゼンし、特に優秀な団体を決めるもの。書類審査を通過したファイナリストは全国各5ブロックから1団体ずつが選ばれて東京に集まり、プレゼンを競い合った。
 にしき恋は去年まで通算3回ファイナリストに選ばれていたが、惜しくも受賞を逃していた。
この一年は農業ボランティアを軸にして様々な地域貢献活動を多角的に取り組み、農業ボランティア、黒大豆生産・販売、地域貢献活動(プロジェクト活動)について発表。念願の最優秀賞を勝ち取った。
 去年の発表者で、現在3回生の山田友斗さん(営3年)さんは「後輩たちが受賞する姿に涙がこらえきれなかった」と感激のコメント。

 今回の発表者で、農林水産大臣賞を受賞した、にしき恋代表の田口友理香さん(国人2年)は、「今まで7年間にしき恋の土台を築いてきた先輩方、今のにしき恋を支えている現役メンバー、いつも温かく迎えてくれる地域の方々、にしき恋に関わる全ての方のにしき恋への熱い思いがあっての賞だと思います」と喜びいっぱいのコメント。
 同じく、今回プレゼンを行った田中瞳華さん(営2年)は、「アワードに向けて準備しながら、にしき恋の歴史のすばらしさを知り、にしき恋のことがもっと好きになりました、ありのままの活動を伝えて評価されたことがとても嬉しかったです」とメディア研にコメントを寄せた。
 田口代表は、「この賞を励みにこれからも、農業ボランティアという幹となる活動を続けつつ、プロジェクト活動でどんどん新しいことに挑戦していきます」と、今後の活動への意欲もみせた。

地域密着型サークルにしき恋:2012年度に開講された授業「実践農学入門」で兵庫県丹波篠山市の西紀南(にしきみなみ)地区で活動後、「地域との関係を授業だけで終わらせず、継続して関わり続けたい」との思いから2013年1月26日に、有志学生らによって設立された団体。農作業の手伝いをする農業ボランティア、耕作放棄地を借りての黒大豆などの栽培、地域の課題を考えるプロジェクト活動などが行動の柱になっている。2019年7月現在、神戸大の全11学部、神戸女大、甲南大などの学生や、OB、OGを含めて170人以上が所属し、各自の自由なペースで西紀南地区を訪れている。公式サイト=https://nishikikoisasayama.wixsite.com/home

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