◎さくらボウルへの切符つかめず  ルークス 決勝で武庫女大に敗北

◇東西大学王座決定戦(30日 王子スタジアム)
〈1回戦〉○神戸大26―21成城大●
〈決勝戦〉●神戸大7―26武庫川女子大○

 女子タッチフットボール学生日本一を決める東西大学王座決定戦「プリンセスボウル」が30日、王子スタジアム(灘区)で行われた。神戸大女子タッチフットボール部ルークスは決勝で武庫川女子大に敗れ、準優勝。6連覇が懸かかっていた日本選手権「さくらボウル」進出を逃した。

 1回戦の成城大との試合は、0―14で迎えた第4Qに、3タッチダウン(TD)を上げ、逆転勝ちした。

 第3Qの6分、エンドゾーンまで残り10ヤードに迫られた場面で、WR/DB坂本志穂(国人・3年)がインターセプト。相手の得点を阻止し、攻撃の機会をつかむ。続く第4Qの1分、QB浅川ちひろ(発達・4年)がランしTD。初得点を上げ、ようやく流れが向いたかと思われたが、キックオフリターンTDを決められ、7―21と再び引き離される。しかし神戸大の攻撃も止まらなかった。C和田結莉乃(国人・2年)へのパスでTD。さらに6分、WR/DB坂本が今試合2度目のインターセプトを決める。試合終了まで残り5秒で、WR/DB坂本へのパスが通りTD。逆転勝利を決めた。

 決勝は、リーグ戦で12―20で敗れた武庫川女大と対戦した。

第2Q、TDし喜ぶ選手ら(撮影=山本瑞稀)

 第1Q、先制したのは武庫川女大だった。神戸大は第2Qの7分、QB浅川からG下川歩(経済・3年)へのパスでTD。続くトライフォーポイント(TFP)も決まり、7―7の同点に。しかし前半終了まで残り9秒でTDを許し、7―14で折り返す。

 後半は得点できず終わった。第3Q終了間際、エンドゾーンまで数ヤードに迫ったところでインターセプトを喫し、得点の機会を逃す。その後もパスをつなげられない。さらに第4Q残り26秒で、武庫川女大に追加得点を許し、7―26と突き放され敗北した。

【選手コメント】
▽高橋花音主将(国人・3年)
 (今年)私たちの代になって、5連覇という重みをすごく知った。今まで先輩が連覇していて、ずっとその先輩のやり方でやってきた。それに対して武庫川女大は5年連続で負けてきて、その屈辱を晴らすためにいろいろなことをしてきてると思う。ずっと同じことをやってる神大と、いろいろなことを試してみている武庫川女大という点で差があった。自分たちの練習がこのままでいいのかをしっかり確認して、あと1年やっていきたいと思う。

▽QB浅川
 (リーグ戦で武庫川女大に)負けて、どういうふうにしたら勝てるのかを必死に考えた。準備が足りなかったわけではなく、勝負どころで、パスの精度や最後まで取り切る気持ちの強さが武庫川女大に負けていたのかな。完全に自分たちの実力が相手に劣っていたっていうただそれだけなのかなと思う。
 (これまでさくらボウルで5連覇していることについて)プレッシャーはないとは言い切れないけれど、それ以上にこのチームで勝ちたいという部分が強かった。このメンバーでやるのは今年が最初で最後。プレッシャーというよりはこのチームでさくらボウルに臨めなかったのがすごく心残りだ。
 何が良くなかったのかをしっかり反省して、今後QBを務める後輩に0から100まで私が分かることは全て伝えていきたい。日本一になるまで私も一緒に戦う気持ちで後輩と向き合っていきたい。

【試合結果】
▽1回戦
○神戸大26―21成城大●
【第1Q】神戸大0―0成城大
【第2Q】神戸大0―14成城大
【第3Q】神戸大0―0成城大
【第4Q】神戸大26―7成城大

▽決勝
●神戸大7―26武庫川女大○
【第1Q】神戸大0―7武庫川女大
【第2Q】神戸大7―7武庫川女大
【第3Q】神戸大0―6武庫川女大
【第4Q】神戸大0―6武庫川女大

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