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- 震災学んだU25の大学生・高校生 ステージでダンスや討論
神戸市内の大学や高校に通う学生16人が「人」「地域」「行政」の3つのチームに分かれ、震災経験者に取材する様子をまとめたドキュメンタリー映画が、2月2日に長田区のふたば学舎で開催された「若者たちの阪神・淡路大震災 U25 TALK ABOUT-」のイベント内で公開された。上映後、活動に参加した野田高校の学生が震災をイメージして作った創作ダンスも披露され、会場に集まった観客は涙を浮かべるなど感動の面持ちだった。〈森岡聖陽〉
(写真=ドキュメンタリー映画は震災直後に録音された音声から始まった 2020年2月2日午後3時ごろ長田区ふたば学舎で)
“人”チームで震災遺族の聞き取りを行った神戸大ニュースネット委員会の渡部颯太さんは「初めて震災遺族のお宅に伺ったとき、仏壇を前にして聞いた話に衝撃を受けました。でも震災について考えるきっかけになりました。」と述べ、「(学生が)震災を一方的に受け取るだけでなくて、自分から動いていくことが大事だと思いました。」と活動を振り返った。
(写真=上映後に参加したメンバーが壇上に上がりトークセッションをした 2020年2月2日午後4時ごろ長田区ふたば学舎で)
イベントは神戸市やNHK神戸放送局などの地域メディアが主催。“あの日”の記憶と教訓から何を学び、何を伝えるべきかを、震災後に生まれた25歳以下の大学生や高校生ら“U25世代”が考え、行動し、新しい“語り継ぎ”を目的に開かれた。映画やダンスの公開だけでなく音楽、デザイン、アートなど様々な切り口で震災を“体験”するブースを出展したり、みんなで語り合えるパネルディスカッションなども同日開かれた。映画のプロデューサーを務めた京田光広さんは「学生たちが動く姿を見て、改めて震災を知らないってことがネガティブな意味だけじゃないと分かりました。」と感想を語った。
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