[中国語:各位留学生?看:在?急事?宣言中我??怎?度??来自???的助言]
[English:What to do now? What not to do? What we do after a state of emergency is declared]
安倍首相が4月7日、兵庫県など7都府県に「緊急事態宣言」を出しました 。期間は5月6日までです。
大学からの情報が五月雨式で、学部によって告知のタイミングもバラバラなので、情報を受け取る側はストレスがたまりますね。私たちは、身を守りながら、どのようにこの期間を過ごせばよいのでしょうか?これまでの情報をまとめました。
大学の方針 「自宅待機」「外出は最小限」
まず大学は、何を言っているかですが、基本的には、
▽学生は原則として自宅待機の上、不要不急の外出を避けること。
▽教職員は可能な限り在宅勤務を行うこと。
の2点です。
4月7日付で、神戸大の武田廣学長が「緊急メッセージ」として、大学サイトに掲載しました。新入生は知らないかもしれませんが、学長が「緊急メッセージ」を出すことはめったにないので、これは重要と思った方がいいです。
(神戸大サイト「緊急事態宣言に伴う本学の対応について」 https://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/info/2020_04_07_01.html)
ただし、4月8日昼の時点で、医学部医学科と保健学科の2年生以上は「オンライン授業」を継続しています。
兵庫県は「帰省」「飲み会」など自粛の対象に
そして、兵庫県も長文の対処方針を発表しましたが、ポイントはこうです。
▽食料や生活必需品の買い出し、医療機関への通院はOK。
▽屋外での散歩はOK。
ただし、
▽東京、大阪などの人口密集地との不要不急の往来。
▽居酒屋、カラオケなどの利用。
▽不要不急の帰省、都道府県をまたいだ移動。
については自粛するように求めています。
(兵庫県サイト「新型コロナウイルス感染症に係る兵庫県対処方針」https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk03/0407coronataisyohoushin.html#coronataisyohoushin2)
学生に対する社会の沸点は低い 炎上そしてバッシングに
新型コロナウイルスは、「若年層は発症しない例があり、知らないうちに他人に感染させている場合がある」と指摘されています。社会からは、学生に対して厳しい視線を送っています。
4月6日に「ドイツ旅行から帰国した神戸大の学生3人の感染がわかった」とニュースが流れると、1時間ほどで「ドイツ旅行」がツイッター社の全国のトレンド20位に急上昇しました。神戸大を非難するコメントがあふれ、“炎上”しました。
また、京都産業大では、政府の自宅待機要請の前にヨーロッパの旅行から帰国した卒業生3人が感染、「ゼミの送別会」と、「サークルの懇親会」の参加者を中心に、クラスターと呼ばれる感染者の集団が発生し、感染が西日本に広がりました。
大学には、「感染した学生の住所を教えろ」、「大学に火をつけるぞ」などの脅迫が相次いでいます。報道によると、京産大生が
▽アルバイトをクビになった。
▽飲食店の入店を断られた。
▽卒業生が入社式に個別で参加するよう求められた。
▽職員の子供の幼稚園への入園を拒まれた。
などの事態になっています。
(産経新聞「京産大に脅迫・殺害予告の電話やメール 新型コロナ集団感染で」 https://www.sankei.com/west/news/200407/wst2004070025-n1.html)
(京都新聞「京産大生クラスター、大学の感染予防呼び掛けも防げず 自粛に限界『他大学に比べ対策劣らず』と擁護も」 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/210704)
(毎日放送「『殺すぞ』『火つける』京産大に誹謗中傷の電話…『飲食店の入店断られた』学生も」 https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200408/GE00032463.shtml)
就活中の先輩たちを想像してください。
「神戸大生が…」という情報が拡散すると、「君らの大学は何をしてるんや」と、厳しい社会からの指摘を受けることになります。
志村けんさんが亡くなったことを思い起こしましょう。
もし自分の行動で、誰かに感染させてしまったということになると、取り返しのつかない後悔に苛まれることになります。
5月以降に備えることは? インターネット回線の準備
「この自粛はいつ終わるねん」とイライラしてきますが、この巣ごもり期間にやることはありそうです。
神戸大のほぼすべての学部、学科で「オンライン授業」を導入すると発表しています。自粛が段階的に緩められると、早速このネット経由の授業が本格化することが想像できます。
そのために、安定した、ギガ制限のない回線を自宅に引っ張っておく必要があります。モバイルWi-Fiでいいのかどうか、考えて見ましょう。
いま、インターネット回線各社の窓口は混んでいます。サラリーマンのテレワークや、全国の大学、小・中学生までオンライン学習を始めています。
申し込んでも2、3週間以上はかかるといわれているので、まだの人は準備を急ぎましょう。
▽参考記事「回線の申し込みはお早めに 相次ぐオンライン授業導入で(各社窓口の電話番号も掲載)」 https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/571d0e740f4aec2e4f0da1a0e2ca2acf
サークル・部活は? リサーチして仮入部はいかが
大学の授業も、課外活動も、いまのところ5月の連休明けまではできない、ということになりました。課外活動の新歓担当の先輩たちは頭を抱えています。(新歓カレンダーを何度作り直したらいいんや!)
大学生活で大切なのは、勉強、サークル、バイト、そして就職。
サークル・部活選びは、大切です。
まず希望の団体の様子をリサーチしましょう。4月上旬に行われた「Web新歓祭」のサイト( https://kobe.kubc.jp/WelcomingFes/ )は生きています。170余の団体の活動紹介が掲載されています。メールやツイッターのDMで、わからないことは質問してみましょう。
そして、インターネット回線が整ったら、動画やテレビ電話システムで、先輩の説明を見て、聞いて、「仮入部」をしておくのはどうでしょうか?
若年層の感染も広がるなか、自分の命も守る
そして何より大切なのは、新型コロナウイルスに「かからない」ということです。
「3密」を避ける。
そして、熱が出たり、倦怠感があったりしたら、神戸市新型コロナウィルス専門健康相談窓口078-322-6250(24時間対応)に電話を。大学(学部の教務)へも報告しましょう。(報告遅れは、いろいろ指摘されて面倒です)。
若年層の重症化も指摘されています。命に関わる事態になれば、遠慮なく「119」へコールしましょう。
(NHKニュースWEB「若者の重症化相次ぐ」 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200401/k10012362831000.html)
(神戸大学「【まとめ】新型コロナウイルスへの対応について」 https://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/info/2020_01_29_01.html)
(厚労省「3つの密を避けましょう」 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000614802.pdf)
阪神・淡路大震災、太平洋戦争以来の事態
大学が長期休講の事態になるのは、25年前の阪神・淡路大震災以来です。このときも、卒業式・入学式は行われ、新学期はスタートしたので、今回の事態は太平洋戦争以来と言えるかもしれません。
「止まない雨はない」といいますし、「明けない夜はない」ともいいます(また雨は降るし、次の夜は来るのだけれど、それはさておき)。
そんな時代もあったねといつか話せる日は来ると信じて、この難局を「社会性を保ちながら」過ごすことが、大学生には求められていることを忘れずに過ごしたいと思います。<神戸大メディア研 副代表・渡邊志保>
了
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