【新入生メモ 4】 スクリーンの向こうのキャンパス 知られざるもう一つの「神大」

 神戸は風情ある街並みとして日本有数の観光地で、数多くの映画でロケ地に選ばれてきました。神戸大学は六甲台本館、六甲台講堂、六甲台武道場「艱貞堂(かんていどう)」など数多くの有形文化財を保有しています。その昭和を感じさせる風情あるたたずまいはあまたの監督に愛され、これまでに数多くの作品に登場してきました。今回はそんなスクリーンの向こう側の神戸大学を取り上げてみます。<森岡聖陽>

 神戸でロケ地の紹介や撮影のサポートを行う「神戸フィルムオフィス」のホームページ(https://www.kobefilm.jp/)によると、「火垂るの墓」(2008年公開)、「海賊と呼ばれた男」(2016年公開)や「僕の彼女はサイボーグ」(2008年公開)などで神戸大がロケ地に使われています。「僕の彼女はサイボーグ」では主人公を演じる小出恵介さんと「彼女」を演じる綾瀬はるかさんが講義を受ける様子が六甲台キャンパスで撮影されました。


(画像:「僕の彼女はサイボーグ」のワンシーン。六甲台キャンパスの大教室が使われている。映画『僕の彼女はサイボーグ』本予告(https://youtu.be/XC8DYvBjnTc)0:40部分のスクリーンショット。)

 また単に大学のキャンパスのシーンのために使われるだけでなく、歴史的な1ページを再現したものまで様々な用いられ方がされてきました。例えば、「日本のいちばん長い日」(2015年公開)では本木雅弘さん演じる昭和天皇が玉音放送を収録するシーン等を六甲台本館の貴賓室や兼松記念館の記念室で撮影され、その様子も当時の広報課ツイッターでも確認できます。

当時の大学広報課のツイート
https://twitter.com/KobeU_PR/status/629578292580868096

 映画だけでなくNHK連続テレビ小説の「べっぴんさん」や、今年1月に放送された連続ドラマ「心の傷を癒すということ」にもロケ地として選ばれました。2019年の10月に「心の傷を癒すということ」の撮影が行われた際にはメディア研のメンバーも現場に出向きその様子を取材しています。記事の中には医学部教授役の近藤正臣さんやプロデューサーの京田光広さんにコメントをもらっています。
(記事はこちら:六甲台でロケ行われる NHK土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』


(写真:ドラマ「心の傷を癒すということ」撮影風景。神戸大六甲台本館102教室で撮影が行われた 2019年10月20日午前、神戸市灘区六甲台町で)

 このように神戸大は数多くの映画やドラマに登場してきました。現在、新型コロナの影響で大学に行けない日々が続いています。新入生のみなさんはこれらの作品を見て大学の予習をしてみてはいかがでしょうか。

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