海事科学部を改組して新設する海洋政策科学部が、文部科学省から正式に設置を認可されたと神戸大が9月25日に発表した。2021年4月の開設が正式に決まった。大学は8月下旬にテレビCMを流すなど国立大としては異例の広報活動を展開している。
現在の海事科学部は、2003年神戸商船大と神戸大が統合して発足した。海事科学部を発展的に改組してスタートする海洋政策科学部では、「地球」と生命の共進化、海洋の持続可能な開発、海洋政策など、海と人間の共生に向けた基本概念をベースに、国際海洋社会をリードする「海のグローバルリーダー」、海洋探査・開発・利用などを牽引する「海のエキスパート」、船長・機関長のみならず経営にも携わる「神大海技士」の育成を図るとしている。
学生は5つの専門領域に分かれて学ぶが、1年生では全員が練習船「深江丸」で授業や実習をして「海」への理解を深める。4年生は、領域を横断的に学ぶ演習も行うという。
かねて報じられていたように入試は、理系科と文系科の2つの類型で実施する。
8月24日から30日まで、新学部のバーチャルオープンキャンパスのテレビCMを関西テレビで流すなど、神戸大は国立大としては異例の広報活動を展開している。
▽第45回 神戸大学長定例記者会見 (2020年9月25日)[動画あり]=
https://www.kobe-u.ac.jp/info/usr/press/press_20200925.html
▽海洋政策科学部バーチャルオープンキャンパス「DIVE」=
http://www.maritime.kobe-u.ac.jp/ocean/
▽海洋政策科学部CM=
https://video.twimg.com/ext_tw_video/1298403524607266817/pu/vid/480×270/BOACcWM0fkrnYakj.mp4
了
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