神戸大は比較的若い人に多く発症するがんの一種「トリプルネガティブ乳がん」の再発を防ぐ治療薬の開発のためのクラウドファンディングを開始した。12月25日まで実施し、2000万円が目標。寄付のサイトは、https://readyfor.jp/projects/tnbc-research。現金での寄付も受け付けている。<大垣萌>
10月12日、神戸大は、神戸大学医学部付属病院の国際がん医療・研究センター副センタ―長・谷野裕一特命教授が実施する「トリプルネガティブ乳がん:再発を防ぐ治療薬、確立のための臨床試験を」を公開し、2000万円を目標としてクラウドファンディングを開始した。
クラウドファンディング実施期間は、2020年10月12日から12月25日。資金は治療費、薬剤輸送費、データ管理費、事務費用などに使われる。
概要には、「トリプルネガティブ乳がん」とは、乳がん全体の約10%から15%を占める、比較的若い人に多く発症するがんの一種とある。ホルモン治療や抗HER2薬が効かず、薬のうち効果があるのは抗がん剤のみであるが、抗がん剤が効きにくい人の3年以内の再発率が高く、有効な薬剤の研究開発が求められているという。
このプロジェクトが成功することで、他の病気の治療法開発研究にとってもよい前例となることが期待されるという。
クラウドファンディングのパートナーとなるのは「READYFOR」で、日本最大級のクラウドファンディングサービス。
クラウドファンディング以外にも現金での寄付も受け付けている。
●READYFORのHP
https://readyfor.jp/projects/tnbc-research 。
●現金書留による寄付
https://www.kobe-u.ac.jp/documents/NEWS/info/sotsugyo/2020_10_12_01-donation_by_registered_mail.pdf 。
●支援申込みフォーム
https://www.kobe-u.ac.jp/documents/NEWS/info/sotsugyo/2020_10_12_01-donation_by_registered_mail.xlsx 。
●神戸大学公式ホームページ
https://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/info/2020_10_12_01.html 。
(画像下:神戸大公式サイトからのスクリーンショット。)
了
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