新しい学長予定者に医学研究科長の藤澤正人氏

 11月25日、新しい学長予定者に医学研究科長の藤澤正人氏を選んだと神戸大が公表した。1984年神戸大医学部を卒業、2005年に医学研究科教授。腎泌尿器科が専門。医学部・医学研究科から学長が選ばれるのは、歴代15人の学長の中で須田勇氏(1975年)、西塚泰美氏(1995年)以来3人目となる。

 神戸大は11月25日午前、24日に行われた学長選考会議で、医学研究科長の藤澤正人氏が新しい学長予定者として決定したと発表した。神戸大は11月25日午前9時前、公式サイトに掲載し公表した。このあと、現学長から文部科学大臣への次期学長の任命の申し出を経て、2021年4月1日、正式に新学長が就任する。
 藤澤氏が正式に学長に就任すれば第15代学長となり、任期は2021年4月1日から、2025年3月31日まで。
 医学部・医学研究科から学長が選ばれるのは、第7代の須田勇氏(1975?1981年在任)、第11代の西塚泰美氏(1995?2001年在任)以来3人目。

 藤澤氏は学長、理事および職員のうち常勤の者30人以上による推薦を受けた。
 1984年神戸大医学部を卒業し、2005年神戸大学大学院医学研究科腎泌尿器科学分野教授に就任。腎移植・生殖内分泌、泌尿器科腫瘍が専門。2015年から2019年まで日本泌尿器科学会理事長。
 ロボット手術において国内のリーダーとして共同臨床研究を主任研究者として実施。また国産初の手術ロボットを企業と共同開発したことによって、国内外から注目を集めていて、Asian Society of Men’s Health and Aging理事長などの国際学会の要職を務めている。
 藤澤氏は所信表明で「社会の価値軸が多元化、複雑化、流動化するなか次世代を見据え危機意識を絶えず持ちリーダーシップを発揮して、神戸大学の教育研究機能の発展に向けて社会への透明性の確保と説明責任を果たしながら継承と改革を念頭に運営を行って参ります」と述べていた。

《神戸大学の歴代学長》(カッコ内は出身部局)
1949年 5月?田中保太郎(法学部)
1953年12月?古林喜楽(経営学部)
1959年12月?福田敬太郎(経営学部)
1963年12月?柚木馨(法学部)
1965年11月?学長事務取扱:國歳胤臣(法学部)
1966年 2月?八木弘出身部局(法学部)
1969年 1月?学長事務取扱:戸田義郎(経営学部)
1971年 2月?戸田義郎(経営学部)
1975年 2月?須田勇(医学部)
1981年 2月?堯天義久(工学部)
1985年 2月?新野幸次郎(経済学部)
1991年 2月?鈴木正裕(法学部)
1995年 2月?西塚泰美(医学部)
2001年 2月?野上智行(発達科学部)
2009年 4月?福田秀樹(自然科学系先端融合研究環)
2015年 3月?武田廣(理学部)
2021年 4月?予定:藤澤正人(医学研究科)

神戸大学公式ホームページ 学長予定者の決定について(11月25日掲示)


(画像:藤澤正人氏。医学研究科サイトのスクリーンショット。)

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