自由劇場 ガイドライン違反で1年3か月の活動停止処分

神戸大は、12月25日付で自由劇場のコロナ禍のもとでの感染対策として大学側が定めたガイドライン違反に対し、全ての活動許可取り消し、1年3か月の課外活動停止、この期間の全ての助成費等の経済援助なし、という処分を下したことを告知した。<塚本光>

学務部学生支援課は、大学サイト内の「課外活動の制限について」のページに、自由劇場のすべての活動許可を取り消すことを掲載した上で、12月26日、メールで、1年3か月の課外活動停止、この期間の全ての助成費等の経済援助なしという処分が下され、「自由劇場が学内での課外活動において、3時間という時間制約等を守らずに活動していたこと」が処分の原因だと、文化総部あてに通知した。

12月28日、文化総部に加盟する神戸大演劇部自由劇場は、全ての活動許可取り消し、1年3か月の課外活動停止、この期間の全ての助成費等の経済援助なし、という処分が大学側から下された、とTwitterで報告した。処分は12月25日付。
「制限時間の超過ひいては虚偽の申告を続けたこと」が原因であることを報告した。

また、今回活動停止の期間が1年3か月となった理由は説明されておらず、文化総部委員長を兼ねる自由劇場部員は、「罰則がどのような規約に基づき、どのような根拠で決定されたのか少し不明な部分があるので、引き続き自由劇場は課外活動課(ママ)とやり取りを続けています」と、12月28日に、文化総部加盟団体あてにグループLINEで説明している。

神戸大は7月以降、課外活動を段階的に大学の許可のもと再開し、9月10日付で、学内施設での活動時間は原則として1日あたり3時間以内と、通知した。

コロナ禍による課外活動規制下で初の罰則適応

 コロナ禍が拡大し始めた今年3月31日付で、学生支援課が、「課外活動禁止の措置が守られていないことが判明した場合は、規制解除後も一定期間の活動停止等のペナルティを科すことがあります」と通知していたが、始めてこの罰則が適応されたことになる。

▼神戸大サイト「課外活動の制限について」
https://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/sub_student/2020_08_07_02.html

▼【速報】課外活動、一部再開が可能に(2020年7月6日)
https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/e393b0feeb7139c361f7f6958fe4d2a7

▼【速報】学生会館と鶴甲第1キャンパスの一部の教室で課外活動が可能に(2020年9月10日)
https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/4422f9ba020f102dd04dfa8efc8b01dc


(写真:大学サイトのスクリーンショット)


(写真:自由劇場のツイートのスクリーンショット)

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