兵庫県は4月14日午後、新たに507人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。過去最多。隣の大阪府では同日、大学など学校を対策の中心に打ち出し、「原則オンライン」「部活動の自粛」を打ち出した。15日午後に開く兵庫県の対策本部会議がどのような対策が打ち出すかが注目される。
4月に入って感染者が急増している大阪と兵庫。13日には大阪で1000人を超え、兵庫は14日に500人超に。2つの府県の動向が全国の注目を集めている。
大阪府は大学など学校を対策の中心に打ち出す
こうした中、隣の大阪府は4月14日夜の対策本部会議で、変異ウイルスの拡大で若年層にも感染が広がっていることを受け、学校での対策強化を打ち出した。
府内の大学に対しては
▽授業は、原則オンラインとし、困難な場合は、クラスを分割した授業や大教室の活用等により密を回避してください。
▽学生の皆様は、部活動の自粛を徹底してください。
と呼びかけている。
(大阪府サイト「まん延防止等重点措置期間<5月5日まで>における緊急のお願い」=http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku/corona-kinkyuzitai/index.html )
府内のある大学では、来週からオンラインにどう切り替えるかなど、教員にメールなどで連絡を出して慌ただしい動きがあるという。
さらに、大阪府の吉村知事は、「まん延防止等重点措置」などの効果が4月19日の週明け以降も表れなかった場合は「緊急事態宣言に移るべき」と記者団に語り、宣言発令時には、飲食店に加え、テーマパークや百貨店などの大規模商業施設にも休業要請をすべきだとの考えも示し、一段と厳しい要請を出すことにも触れている。
兵庫は大学にどう言及するか 15日午後に対策会議
兵庫県は4月15日午後に対策本部会議を開く。
14日午後の記者団とのやりとりでは学校での対策について、「『オンライン活用できる授業があれば活用してほしい』という要請はありうる。全面的に、というのは難しいのではないか」と語る場面もあり、大学に関してどのように対策要請を打ち出すかが注目される。
(画像:兵庫県の「新型コロナウイルス感染症に関する情報サイト)
了
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