4月15日午後、兵庫県は県内の大学に対し、▽オンライン授業の積極的な活用、▽部活動・サークル活動については、合宿など宿泊を伴う活動は実施しない。など、感染防止対策強化を要請した。前日の大阪府よりは緩やかな文言で、各大学がどのように判断するかが注目される。<取材班>
兵庫県は4月15日午後、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、若い世代への感染割合が高いことを踏まえて、大学に対する感染防止対策強化を要請した。
1) 授業について
オンライン授業の積極的な活用を要請する。
2)部活動、サークル活動について
▽県外での活動は実施しない(ただし、主な公式戦除く)。
▽県内での活動は、
・合宿など、宿泊を伴う活動は実施しない。
・練習試合などは、必要最小限の参加人数で。
・ミーティングや応援の時はマスクを着用。
・近距離で飛沫が飛ぶ接触は避ける。
前日夜の大阪府の方針は、授業については「原則オンラインとし、困難な場合は、クラスを分割した授業や大教室の活用等により密を回避する」としているのに比べて、兵庫は緩やかな表現になっている。
また、課外活動についても、大阪府は「部活動の自粛を徹底」という文言で厳しい方針を打ち出しているが、兵庫は細かく指針を示しているものの、やはり大阪府よりは緩い文言になっている。
これをうけて、各大学がどう判断し行動指針を打ち出すかが注目される。
兵庫県は4月に入って変異株を中心に新型コロナウイルスの感染者が急増。14日は過去最多の507人に、15日には過去2番目に多い493人になっている。
●兵庫県サイト「まん延防止等重点措置実施区域」の拡充等(令和3年4月15日)= https://web.pref.hyogo.lg.jp/documents/0415coronataisaku.pdf 。
(画像下:兵庫県サイトの大学への要請部分のスクリーンショット)
了
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。