神戸大は、7月1日、ワクチン接種の受け付けを、7月2日正午から開始すると発表した。今回受け付ける1回目の接種は5日から9日までで、2回目の摂取は4週間後の同時刻に自動的に予約される。申込みは先着順で、接種券がなくても接種できる。<塚本光>
(写真:「新型コロナワクチンの接種について」スクリーンショット)
神戸大は7月1日午前、新型コロナウイルスのワクチン接種の受け付けを7月2日(金)正午から受け付けると公式サイトで発表した。1回目の接種開始は5日(月)から9日(金)まで。
接種ワクチンはモデルナ社製で、対象は研究生、科目等履修生、聴講生、留学生を含むすべての神戸大生で、神戸大での接種を希望する人。
●1回目・2回目とも副反応の影響を受けにくい日程を
ただし、1回目を申し込むと、4週間(28日)後の同時刻に自動的に2回目の接種を受けることになる。
授業やアルバイト、生活のリズムを考えて、副反応の影響を受けにくい日程を組む必要がある。
予約の締切は、希望する1回目接種日の2日前の23時59分。
予約を変更するには、いったんキャンセルして取り直すことになる。「再予約できなかったら、自治体等でうけてほしい」ともサイトには記載されていて、最初から都合の良い日の候補を決めて、「決め打ち」するのが賢明だ。
なお「キャンセル待ち」のシステムは用意されていないとしている。
●先着順。申し込みが一時的に混み合う恐れも
サイトには、「予約枠がすべて埋まってしまった場合は、締切を待たずに予約が出来なくなります」とあり、申し込みは先着順だ。
7月2日正午の受付開始スタート直後は、サイトが一時的に混み合うことが予想される。
各大学の供給量は、それほど潤沢ではないという報道も多く、今回の受け付け枠は早々に埋まる可能性があることも予想される。
今回の供給量は告知されていないが、「ワクチンの供給量が決まり次第、随時予約枠をオープンいたします」ということわり書きがあるが、様々なメディアが報じているように、モデルナ社製ワクチンはすでに品薄となっていて、追加の入荷がいつあるかは不明だとされているだけに、「随時予約枠をオープン」というのがどのようなペースなのか、明らかにされていない。
●接種券がなくても申し込みができる
「接種券」は住民票のある自治体から届く。下宿先に住民票を置いていない場合は、実家に届き始めているはずだ。
今回の学内での接種は、この接種券がなくても、指定の接種記録書(https://www.kobe-u.ac.jp/documents/NEWS/info/student/20210630_sessyukirokusyo.pdf)に、氏名・住所・生年月日を記入して会場に持参すれば、接種を受けられるしくみだ。
●接種後の発熱・筋肉痛に服用可能な解熱鎮痛剤
接種後は体調の変化がないか確認するため、15分間もしくは30分間、接種会場に残って様子を見ることになっている。時間の余裕を持って接種日時を設定したい。
解熱剤について大学サイトには、「ワクチン接種後に発熱や筋肉痛、関節痛が出現した場合に服用可能な医薬品は『タイレノール』、『カロナール』などのアセトアミノフェン系薬剤、および『ロキソニン』などの非ステロイド系消炎鎮痛剤です」とていねいな解説がある。
学生の予約や、接種に関する問い合わせは学生支援課、授業の出欠などについては所属学部・大学院の教務担当に問い合わせるよう、サイトにはメールアドレスや電話番号があるが、かなり問い合わせが殺到するものと予想される。
▼神戸大サイト「新型コロナワクチンの接種について」=
https://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/sub_student/2021_07_01_01.html。
了
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