深江キャンパスの神戸大学海事博物館で、7月30日(金)から2022年5月27日(金)まで企画展「ふね遺産 進徳丸」が開かれる。海洋政策科学部の前身である神戸高等商船学校の練習船として大正末期に進水した進徳丸の歴史を、時代背景とともにたどることができる。<佐藤ちひろ>
(画像:バーカンティン型の帆を持つ練習帆船「進徳丸」。神戸大海洋政策科学部ホームページより)
「ふね遺産」とは、歴史的で学術的・技術的に価値のある船舟類やその関連設備等のことで、船についての関心を高め、歴史的・文化的価値のある貴重な資料を後世に伝える取り組み。
進徳丸は1923(大正12)年に海洋政策科学部の前身である神戸高等商船学校の帆船練習船として進水し、今年7月にふね遺産に認定された。
進徳丸は日本史上最大のバーカンティン型の帆を持つ練習帆船で、戦時中の1944(昭和19)年に帆を撤去されてからは、汽船練習船として使われていた。
1945(昭和20)年7月、明石二見沖で米軍艦載機の攻撃を受け全焼。1946(昭和21)年に引き上げられ修理され、1963(昭和38)年に引退するまで、再び汽船練習船として学生たちを乗せ世界の海で活躍した。
その後、陸上施設として保存されていたが、1995(平成7)年に阪神・淡路大震災で被災し、1998(平成10)年にメモリアル施設がつくられた。
《企画展「ふね遺産 進徳丸」》
●期間=2021年7月30日(金)~2022年5月27日(金)。
(ただし、8/9(月)~19(木)、12/23(木)~1/16(日)は休館)。
●時間=毎週金曜日、13:30~16:00(祝日を除く)。
●場所=神戸大学海事博物館(神戸市東灘区深江南町5丁目1-1 神戸大学海洋政策科学部キャンパス内)。
[深江地区キャンパスマップ]https://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/fukae/index.html 。
●入場料=無料。
●来館(予約)方法=一般来場者は、事前予約が必要。予約サイトは、http://www.museum.maritime.kobe-u.ac.jp/event.html 。
●主催=神戸大学海事博物館。
●問い合わせ=神戸大学海事博物館。
サイト:http://www.museum.maritime.kobe-u.ac.jp/、
電話:078-431-3564(月・水・金の13:30~16:00、祝日を除く)。
(画像下:神戸大海洋政策科学部ホームページより)
了
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