レイバンズ、同志社大に逆転勝利 今季を5位で終える

 神戸大アメフト部レイバンズは、11月13日、関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.1 順位決定戦で、同志社大と対戦した。先制点を同志社大に譲り、前半は同志社大がリードしたが、神戸大が後半巻き返し、同志社大に22-10で逆転勝利し、今季リーグを5位という結果で終えた。<笠本菜々美、昌子奈未>

 神戸大アメフト部レイバンズは、11月13日、ヤンマースタジアム長居で行われた関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.1 順位決定戦で、同志社大と対戦した。結果は22-10で神戸大の勝利。試合は有観客で行われ、レイバンズチアや応援団の掛け声、観客の歓声が飛び交う熱戦となった。


(写真:ハーフタイムショーで会場を盛り上げるレイバンズチア 2021年11月13日、ヤンマースタジアム長居で)

 第1Qでは、神戸大が同志社大に先制点をゆるした。その後も同志社大の攻撃が続き、10点差をつけられた。

 しかし次の第2Q、神戸大の反撃が始まる。第2Q中盤、タッチダウンを決め、硬い守りで同志社大の得点を阻止した。


(写真:必死のロングランでタッチダウンにつなげた#32森分)

 第3Q、同志社大に追いつきたい神戸大は積極的なオフェンスを見せる。#9馬庭、#32森分がランプレイでゴールライン付近まで攻めたが、ディフェンスに阻まれ、得点できなかった。しかし、神戸大も#8寺川がラッシュでクオーターバックをタックルするなど、両チームともに、堅いディフェンスで得点を許さなかった。


(写真:#8寺川のパスラッシュ)

 同志社大にリードを許したまま迎えた第4Q、後がない神戸大は、開始早々、#43山口がタッチダウンを決め12-10とし、同志社大に逆転する。流れに乗った神戸大は、同志社大に付け入る隙を与えず、#98小林のフィールドゴール、#32森分のタッチダウン、トライフォーポイントで10得点し、22-10で同志社大に勝利した。


(写真:第4Q、得点を決める神戸大)

 この試合で同志社大に勝利したため、神戸大は今シーズンを1部5位で終えた。

 試合後のインタビューで矢野川源ヘッドコーチは、「秋シーズンは自分たちの課題を見つけて、それを数週間で改善できたことは良かった。春は思うように試合ができず、チーム作りに苦労したが、最終的には4回生を中心にいいチーム作りができたと思う。主将の森分はオンオフの切り替えの上手な選手で、うまくリーダーシップを取ってくれた」とこの1年を振り返った。


(写真:勝利の喜びで笑顔を見せる矢野川ヘッドコーチ)

 #32森分は、「主将としてこの大所帯を引っ張っていくのには相当苦労し、大変だった。それでも、みんなが信じてついてきてくれて、5位という結果にはなったが、勝って終われてよかった。高校生のころから憧れていたレイバンズに最終学年で主将としてチームを引っ張る立場に立たせていただいて、本当に幸せな時間だった」と、主将としての一年間を振り返った。

 この試合が、4年生の最後の試合となる。森分はこの4年間を振り返って、「ランニングバックとしては、1回生のころは外に逃げていて相手にあたって勝負することができない走りをしていたが、上回生になるにつれ、相手にぶつかって勝負できるようになったことが良かった」語った。また、最後には、「今年1年、日本一を目標に戦ってきた。最後の試合に勝てたこと自体は良かったが、やっぱり日本一の目標を達成できず、後悔と悔しさだけが残っている。後輩たちには1日1日を大切にして、後悔の無いようにしてほしい。そして、日本一には絶対になってほしい」と、後輩に願いを託した。


(写真:後輩への熱い想いを語る主将・森分)

【関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.1 順位決定戦】
(ヤンマースタジアム長居)
神戸大  0 6 0 16|22
同志社 10 0 0  0|10

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