北京冬季五輪最終選考会を兼ねるフィギュアスケート全日本選手権男子シングルが、12月24日、26日に、さいたまスーパーアリーナで行われた。今季全日本ジュニアで2位だった神戸大の壷井達也選手(国人・1)はSP得点が77.31、FS得点が157.90、総合得点が235.21で、24人中9位という好成績だった。<本多真幸>
神戸大の壷井達也選手(国人・1)が、フィギュアスケート全日本選手権最終日に出場した。
12月24日のSPは、3番目に滑走し、得点が77.31で12位だった。
つづく26日のFSでは、19時19分ごろの地上波のテレビ放送の中で、男子フリー最終グループの第3グループのトップで紹介された。グループ6人の先頭でリンクに飛び出した壷井選手は、黒いウインドブレーカー姿。背中の「神戸大学Figure skating club」の白い文字が全国に放送された。
ラフマニノフの「10の前奏曲 作品23」のピアノ曲に乗ってスタート。まず4回転サルコーを決め、トリプルアクセル、ダブルトゥループを続けてこなす。さらにトリプルアクセルの着氷もうまく決めた。
曲調が穏やかになってトリプルループ、後半のジャンプでもトリプルフリップとトリプルトゥループなどを次々にこなして、大きなミスもなく最後は美しくフニッシュ。最後は拳を突き上げ、やりきった笑顔がテレビ画面に大写しになった。
19歳の壷井には、会場の大きな拍手とともに、「将来を担う若き才能が躍動しました。素晴らしい演技です」という実況アナウンスが送られた。
了
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