神戸大は、毎週水曜日に前日までの1週間の感染者数を掲載している。2月23日から3月1日の期間では、学生29人、教職員9人の感染が判明し、2月上旬のピーク時に比べると、少なくなっているが、以前として高い数字が続いている。<塚本光>
兵庫県内の新型コロナウイルス感染者数は3月1日で3584人と、ピーク時からは人数が減ったものの、オミクロン株を中心とした感染拡大が依然として続いており、1月27日から適用されている「まん延防止等重点措置」も3月末まで延長される見込みだ。
▼神戸大サイト「本学の新型コロナウイルス感染者について」= https://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/info/corona_infected.html 。
【2021年度の神戸大の感染者数】(大学サイトによる)
2月23日 ~ 3月1日 学生29人、教職員9人
2月16日 ~ 2月22日 学生42人、教職員11人
2月9日 ~ 2月15日 学生45人、教職員16人
1月26日 ~2月 1日 学生86人、教職員8人
1月19日 ~1月25日 学生39人、教職員9人
1月12日 ~1月18日 学生26人、教職員5人
12月29日 ~1月11日 学生 3人、教職員3人※
12月22日 ~12月28日 学生 0人、教職員0人
12月15日 ~12月21日 学生 0人、教職員0人
12月 1日 ~12月14日 学生 0人、教職員0人
11月17日 ~11月30日 学生 0人、教職員0人
11月10日 ~11月16日 学生 2人、教職員0人 濃厚接触者なし
11月 3日 ~11月 9日 学生 1人、教職員0人 濃厚接触者1人は陰性
10月27日 ~11月 2日 学生 0人、教職員0人
10月20日 ~10月26日 学生 1人、教職員0人
10月13日 ~10月19日 学生 0人、教職員0人
10月 6日 ~10月12日 学生 1人、教職員0人 濃厚接触者なし
9月29日 ~10月 5日 学生 2人、教職員1人 濃厚接触者なし
9月22日 ~ 9月28日 学生 2人、教職員1人 濃厚接触者なし
9月15日 ~ 9月21日 学生 6人、教職員2人 濃厚接触者なし
9月 8日 ~ 9月14日 学生 8人、教職員0人
9月 1日 ~ 9月 7日 学生 7人、教職員1人 濃厚接触者は自宅待機
8月25日 ~ 8月31日 学生23人、教職員0人 濃厚接触者は自宅待機
8月11日 ~ 8月24日 学生23人、教職員3人※濃厚接触者は自宅待機
8月 4日 ~ 8月10日 学生 4人、教職員0人 濃厚接触者なし
7月28日 ~ 8月 3日 学生 8人、教職員0人 濃厚接触者は全員陰性
7月14日 ~ 7月27日 学生 2人、教職員0人 濃厚接触者1人は陰性
7月 7日 ~ 7月13日 学生 0人、教職員0人
6月30日 ~ 7月 6日 学生 0人、教職員0人
6月23日 ~ 6月29日 学生 0人、教職員0人
6月16日 ~ 6月22日 学生 0人、教職員0人
6月 9日 ~ 6月15日 学生 1人、教職員0人 濃厚接触者なし
6月 2日 ~ 6月 8日 学生 1人、教職員0人 濃厚接触者なし
5月26日 ~ 6月 1日 学生 2人、教職員0人 濃厚接触者なし
5月19日 ~ 5月25日 学生 1人、教職員0人 濃厚接触者なし
5月12日 ~ 5月18日 学生 3人、教職員2人 濃厚接触者なし
4月28日 ~ 5月11日 学生18人、教職員1人※濃厚接触者4人は陰性
4月21日 ~ 4月27日 学生 6人、教職員1人 濃厚接触者なし
4月14日 ~ 4月20日 学生 3人、教職員0人 濃厚接触者なし
※印は2週間分集計。
●医療関係者がいる保健管理センターに相談を
神戸大では、新型コロナウイルス感染症と診断された場合、学生については登校停止、職員については就業禁止となる。神戸大保健管理センターでは、「学生は教務学生担当係、職員は総務担当係へ必ず連絡してください。医療機関や保健所から指示された療養期間終了後、療養が終了した旨を連絡してください」と呼びかけている。
しかし、感染者の急増で、医療機関になかなか電話がつながらない、検査が受けられない、保健所からの連絡がない、などの事態が各地でおきている。
各学部の教務学生担当係には医療関係者はいないため、不安を感じたら、看護師などがいる保健管理センターに問い合わせるのが賢明だ。
▼神戸大保健管理センター「感染症対策について」= http://www.health.kobe-u.ac.jp/kansensyou/coronavirus.html 。
▼神戸大保健管理センター「『保健所が濃厚接触者と判断した場合』又は『大学が自宅待機を指示した場合』」(2022年1月18日更新)=http://www.health.kobe-u.ac.jp/kansensyou/pdf/2021_04_30_01.pdf 。
神戸大 保健管理センター
078-803-5245(直通)
●喉の痛みや違和感は危険信号
今年に入って広がっているオミクロン株は、喉の痛みや違和感、それに頭痛、鼻水などで発症に気づくことが多いとされている。
報道では、肺炎などで重症化しないとの情報もあるが、体のだるさ、頭が痛いなどの症状のほか、喉の激しい痛みが特徴だという報告もある。医療関係者は、「万一、呼吸がつらい、状態が急変したなどの場合は、ためらわずに救急車を呼んでほしい」と話しています。
●下宿生は飲料や食べ物の備蓄を
大阪府内のある大学の学生担当教員は、「去年4月の医療ひっ迫時と似ている。特に下宿生はひとりで自宅待機することになる。あらかじめ飲み物、食べ物を一週間分程度備蓄するなど、感染に備えてほしい」と話している。「激しい喉の痛みを訴える学生もいる。冷たいアイスクリームやプリンなど、高熱で食べ物を飲み込みづらいときでも栄養やカロリーを補える食べ物を冷蔵庫に用意してほしい」と呼びかけている。
(写真下:保健管理センターのある大学本部)
了
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