暴言で「停職1ヶ月」の懲戒処分 准教授2人がパワハラ

 神戸大は3月4日、指導するゼミの学生に対して暴言を繰り返すなどした、いずれも40代男性准教授2人を停職1ヶ月の懲戒処分にしたと発表した。<島袋舜也>


(画像:教員の懲戒処分について 神戸大サイト スクリーンショット)

▼神戸大サイト「教員の懲戒処分について」=
https://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/info/2022_03_04_01.html

 大学によると、1人は2021年1月に2日間、ミーティングを無断欠席した研究室に所属する4年生の学生に対し、「わかってんのか、お前は。お前不可だぞ。 もう不可ね。決定。なめてんのか、お前は。ここでぶん殴ってやりたいとこなんだなあ。すいませんじゃねえぞ、こら。殺すぞ、こら」と怒鳴りながら、椅子を蹴飛ばすなどしたという。この言動に対して、大学はこの准教授の言動を「大学教員としてあまりにも常軌を逸した不適切極まりないものである」とした。また、この准教授は過去にも他の学生に対して、「おい殺すぞ」、「馬鹿」などといった、今回と同様の言動が確認された。大学はこの准教授に対して、停職1ヶ月の懲戒処分にした。

▼神戸大サイト「教員の懲戒処分について【事案1の概要】」=https://www.kobe-u.ac.jp/documents/NEWS/info/general/2022_03_04_01-01.pdf

 また、もうひとりの准教授は、研究室に所属する学生に対し、「幼稚すぎて指導するレベルに達していない」、「君は完全にダメな人間や」などと人格を否定する言動を繰り返し、また、他大学の大学院に合格した学生に対しては、「研究室の内容を持ち出される、盗作される……、こいつにはもう指導しない」などの不適切な発言を行っていたことが複数の学生の証言から分かったという。
 さらに、准教授は研究室において威圧的なゼミ運営を行い、学生からは「長期間にわたって理不尽な叱責が課される場」という証言も出ているという。また、この准教授は以前にも複数の学生が研究科長に相談したことにより、研究科執行部から反省と学生指導の適正化を促されていたことが調査過程で確認されたという。一連の行為に対して、大学は同様に停職1ヶ月の懲戒処分にした。

▼神戸大サイト「教員の懲戒処分について【事案2の概要】」=https://www.kobe-u.ac.jp/documents/NEWS/info/general/2022_03_04_01-02.pdf

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