廃船になった深江丸が業者に引き渡される。引き渡し日程が、3月10日午前8時に引き渡しの予定だったが、売却先の業者の曳舟がトラブルで串本から動けず、この日の引き渡しは見送られた。業者が曳航船を手配するのに時間がどのくらいかかるかわからないため、引き渡し日程は未定という。
(写真:別れを惜しんで集まった卒業生ら 3月10日午前8時 深江キャンパスで)
3月9日に引き渡し予定だったが、10日に延期との情報が学部ホームページなどで報じられたため、深江キャンパスのポンド(練習船係留岸壁)には、この日、朝7時過ぎから名残を惜しむ卒業生や関係者らが集まり始めた。
ところが、午前7時50分ごろ、船長の矢野吉治教授が業者に電話で問い合わせたところ、売却先の業者が手配した曳舟が機関トラブルで串本から動けないことがわかった。
3月10日午前8時前、岸壁に集まった人たちに対して、海事科学研究科の内田誠・海洋教育研究基盤センター長が、「けさの引き渡しはありません」と告げた。業者の話によると、代わりの曳舟の手配を始めるため引き渡し日程のめどがすぐにはたたないという。
深江丸が係留されている岸壁では、集まった人たちが名残惜しそうに、深江丸の写真を撮ったりしていた。
(写真下:業者への引き渡しを待つ深江丸。2022年3月10日午前7時、深江キャンパス岸壁で)
了
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