農学部キャンパスの西側、バス通り沿いに植えられたハクモクレンが順に満開の時期を迎えている。阪神・淡路大震災で犠牲になった学生・教職員を追悼するために2003年に植えられたものでこの地で白い花を咲かせるのは20回目になる。<島袋舜也>
(写真:農学部西側のバス通り沿いに、今年も白い花をつけた震災追悼植樹のハクモクレン。2022年3月16日撮影)
阪神・淡路大震災で犠牲になった学生・教職員を追悼するために、2003年に「阪神・淡路震災復興支援10年委員会(ひょうごグリーンネットワーク事業)」(代表、安藤忠雄・東大教授<当時>)の呼びかけで、この場所に41本のハクモクレンが植樹された。
神戸大学の学生39人、教職員2人にちなんだ本数だ。
2月下旬の入試の前期試験のころは固いつぼみだったが、後期試験が終わって合格発表を間近に控えた3月16日には、白い大きな花びらが木ごとに順に開いていた。
市バス36系統南行きの「六甲台南口」停留所の後ろに並んで咲いている。植えられた時を含めて、この地で白い花を咲かせるのは20回目になる。
そばにたてられたプレートには、「この通学路、通勤路に植樹されたハクモクレンによって、御霊が安らかであることを願うとともに、教職員・学生および市民の皆様に親しんでいただければと思います」と記されている。
(写真下:ハクモクレンの大きな花びらが目を引く。2022年3月16日撮影)
(写真下:ハクモクレンの側には説明板がある。2022年3月16日撮影)
了
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