タッチフット部Rooks全国へ僅かに及ばず 残り20秒で逆転許す

関西学生女子タッチフットボール春季大会の決勝戦が5月15日、武庫川女子大学総合グラウンド(兵庫県西宮市)で行われ、神戸大タッチフットボール部Rooksは、武庫女大と対戦。神戸大は、神戸大が1点リードの試合終了間際、武庫女大にタッチダウンを決められ、7―12で惜敗。2019年以来、3年振りの全国大会出場はならなかった。<本多真幸、尾畑陽貴>

神戸大のサーブ、武庫女大のレシーブで試合がスタート。1Q開始直後、武庫女のタッチダウンで神戸大は6点を先制される。その後のトライフォーポイントを防ぎ、神戸大はQB#15牛島からWR#99高崎へのロングパスなどで、相手ゴールラインまで5ヤードのチャンスを作るも、パスを通せず無得点。2Qは両チームともパスミスなどで攻めきれず、無得点。0-6のビハインドのまま前半を終える。
前半について#32竹村主将は、「一本差で負けていたが、相手のパスやランに対応してオフェンスを抑え込めていた」と振り返り、ハーフタイム中にはチームメイトに、後半はチャンスを取り切れるよう、気持ちを切らさずに粘っていくよう話したという。


(写真:1Q、#15牛島からのロングパスを捕球する#99高崎。2022年5月16日午後武庫川女子大学総合グラウンド)

後半3Q、開始3分でWR#36比企野がタッチダウン、WR#99高崎がトライフォーポイントを決め、7-6と神戸大が逆転。守りでも、#15牛島が味方ゴールラインぎりぎりでインターセプトを決め、ピンチを防いだ。


(写真:3Q、タッチダウンを決めた#36比企野は、チームメイトに迎えられる。2022年5月16日午後武庫川女子大学総合グラウンド)

1点リードで迎えた4Q。武庫女大の守りを前に攻めきれない神戸大は、残り2分から敵陣ゴール付近までパントし、逃げ切りを図る。しかし、武庫女大にじりじりと攻め込まれ、味方のミスもあって、残り20秒で逆転のタッチダウンを許した。再び神戸大の攻撃に代わるが、パスをインターセプトされ、そこで試合終了。結果、7-12で敗退した神戸大は春季リーグ2位で、全国大会出場はならなかった。

試合後のインタビューで竹村主将は、「昨年度は進めなかった決勝戦という舞台に、新チームのメンバーで立てたことは自信。しかし、春の全国大会出場を目標にしていたので逆転を許してしまったのは悔しい。勝っている流れを守り切れるかどうかが今後の試合の勝敗を分けると思うので、今日の試合の経験を生かしていきたい」と語った。
《関西学生女子タッチフットボール春季大会決勝 結果》
5月15日 武庫川女子大学総合グラウンド

神戸大-武庫女
1Q  0- 6
2Q  0- 0
3Q  7- 0
4Q  0- 6
7-12

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