THEインパクトランキング2022が日本時間4月28日に公表され、神戸大は国内3位で4校(慶應義塾大学、東北大学、筑波大学、広島大学)と並んだ。国内1位は北海道大学、2位は京都大学だった。総合ランキングでは、全世界1406機関のうち101-200位にランキングされた。<出口華>
(写真:神戸大本部)
THEインパクトランキングとは、イギリスの高等教育専門誌『Times Higher Education』による、気候変動に対する活動やジェンダーの平等、健康と福祉など、大学がもたらす社会的・経済的インパクトの尺度を国連のSDGs(持続可能な開発目標)の枠組みを用いて、大学の社会貢献の取り組みを可視化するランキングのことで、今年が4回目となる。大学は自学の強みに合った目標を選んでエントリーできる。総合ランキングに参加する場合は「SDG17(実施手段)」が必須項目で、これに加えて3つ以上のSDGについてデータを提出し、「SDG17」以外でスコアの高い3つがランキングに反映される。SDG別のランキングもあり、こちらに参加する場合は自学が強みとする分野のSDGを1つ以上選びデータを提出する。
(画像:神戸大のランク・スコアの詳細)
今回、神戸大はSDGs17項目のうち9項目にエントリーし、4項目で世界100位内にランクイン。特に「SDGs16:平和と公平をすべての人に」では世界8位・国内1位、「SDGs2:飢餓をゼロに」では世界25位・国内3位と高ランクを獲得しており(他2項目は「SDGs12:つくる責任つかう責任」で世界73位・国内2位、「SDGs14:海の豊かさを守ろう」で世界71位・国内5位)、総合ランクの101-200位(国内3位)も、昨年の301-400位(国内12位)から大きく上昇した。
(画像:SDGs16:平和と公正をすべての人に)
神戸大学のSDGsに対する取り組みは、神戸大学SDGs推進室のホームページから見ることができる。
【神戸大学SDGs推進室HP】=http://www.sdgs.kobe-u.ac.jp/
了
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