5月28日午後6時頃、学生から、六甲台第2キャンパスのうりぼーロードで落ち葉が燃えているという通報が警察にあった。火は通報した学生によって消し止められ、けが人はいなかった。大学によると原因は調査中だという。キャンパス内では今年1月から4月にかけて4件の不審火が確認されている。<島袋舜也>
(写真:消火剤の跡が残るうりぼーロードの一角。 六甲台第2キャンパス情報基盤センター分館裏のうりぼーロードで 2022年5月30日16:00ごろ撮影)
5月28日午後6時10分頃、六甲台第2キャンパスにある遊歩道のうりぼーロードで、学生が落ち葉が燃えているのを発見し、警察に通報した。学生支援課によると、火は通報した学生によって消火器で消し止められ、けが人はいなかったという。
落ち葉が燃えた原因については調査中で、また、今回の件と5月9日に学生がうりぼーロードで男に傘で殴打された暴行事件との関連は不明だという。
(画像:落ち葉が燃えていたのは、馬術部が利用する馬場の西側、情報基盤センター分館裏のうりぼーロードの一角。マップは神戸大サイトから)
今回、落ち葉が燃えていたのは、馬術部の馬場の西側で、情報基盤センター分館裏のうりぼーロードの一角。休日や夜間などは人通りも少なく、角に位置するため、見通しの悪い場所だ。
また、発生したのは土曜日の夕方だったため、普段と比べてより、人通りが少ない状況だった。
▼1月から4月にも枯れ葉が燃える不審火4件
神戸大では、キャンパス内で今年1月から4月にかけて枯れ葉や雑草が燃える不審火が4件確認されている。いずれも学生会館下から本部に抜ける道路に沿った駐輪場付近で発生しており、深夜に発見されている。
(画像:今年1月から4月にかけて不審火が確認された現場 グーグルマップより)
大学によると、1月に発生した最初の不審火は斜面全体に広がり、設置されていたネットの一部が焼損し、消防車やパトカーが出動する事態になったという。民家が近くにあり被害が学外に及ぶ恐れがあった。後の3件も、この付近で不審火が確認されている。
これら4件の不審火についても原因は分かっておらず、大学と警察が調査を進めている。
(写真:今年1月に発生した不審火によって一部が焼損したネット。学生会館下から本部に抜ける道路に沿った駐輪場付近で 2022年5月30日16時45分ごろ撮影)
相次ぐ不審火を受け、大学側はキャンパス内にポスターを掲示して注意喚起をしたり、教職員による巡回を行ったりするなど、安全対策を強化している。
(写真:ポスターを掲示して、火気に対する注意喚起が行われている。 2022年5月30日16時45分ごろ撮影)
学生支援課は、「不審な人物を見かけたら、大学の教職員、警備員にすぐ知らせてください。また、不審火を見たらすぐに119番通報をしてほしい。決して学生だけで対処しようとしないでください」と注意を呼びかけている。
また、神戸大は、サイト上にキャンパス内で事故・事件が起こった場合の対応を掲載している。
▽神戸大サイト「キャンパス内で事故・事件等が発生した場合」=https://www.kobe-u.ac.jp/campuslife/life/manner/accident.html
了
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