不審火、今度は理学部 今年に入って6件目

 6月14日(火)未明、六甲台第2キャンパスの理学部研究科で、設置してあったゴミ箱が燃える不審火があった。火は、発見した院生らによって消し止められた。けが人はいなかったが、真上にある藤棚の一部が焼ける被害があった。現在、警察や消防が原因を調べている。神戸大では今年に入って不審火が相次いでおり、これで6件目。<本多真幸>


(画像:不審火のあったゴミ箱周辺の地図。神戸大HPのキャンパスマップから。)

 不審火があったのは、六甲台第2キャンパス理学研究科B棟の東側に設置してあった、プラスチック製のゴミ箱。神戸大生協が管理しており、いつも付近を清掃している業者の話では、燃えるゴミ用やペットボトル用などのゴミ箱3台が置いてあったという。

 14日0時頃、ゴミ箱から火が上がっているのを、帰宅途中だった理学研究科の大学院生3人が発見し、消火にあたった。0時15分頃、連絡を受けた守衛が現場に向かい、110番通報。その後、警察と消防による現場検証が行われた。この不審火の影響で、ゴミ箱の真上にあった藤棚の一部が焼けた。


(写真:燃えて溶けたゴミ箱と、その真上にある藤棚。藤棚の一部が焼け、色が変わっている(左側)のが分かる。六甲台第2キャンパス理学研究科B棟東側。2022年6月14日13時55分撮影)

 理学研究科事務室の職員によると、現場近くに化学薬品は保管していないという。現在、警察や消防が原因の調査を行っている。

 今年に入ってから、神戸大では不審火が相次いで起こっており、今回が6件目となる。1月から5月にかけて、遊歩道「うりぼーロード」及び、その周辺で5件の不審火があった。いずれも原因は分かっておらず、大学や警察が調査を行っている。
【関連記事:うりぼーロードで落ち葉燃える 今年に入って相次ぐ不審火】=
https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/0b0dafffe884e78f5fbe7d884221784f

 神戸大は、サイト上にキャンパス内で事故・事件が起こった場合の対応を掲載している。火災が発生した場合は、大声で周囲に知らせ、火災報知器を使用。また、初期消火が可能な場合は消火器を使用し、消火不可能な場合は避難し、119番へ通報するとともに、最寄りの事務室に連絡する。事務室の勤務時間外でも、学内に設置の緊急電話などで、門衛所や消防への通報が可能。

▽神戸大サイト「キャンパス内で事故・事件等が発生した場合」=https://www.kobe-u.ac.jp/campuslife/life/manner/accident.html

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